JR九州、「PayPayで買える特急券」の実証実験 2022年1月から（1/2 ページ）

QRコードをピッと読み取れば買えるようになります。

[大泉勝彦，ねとらぼ]

　九州旅客鉄道（JR九州）とPayPayは12月13日、キャッシュレスサービス「PayPay」で在来線特急列車の特急券を購入できるサービスの実証実験を行うと発表。2022年1月7日〜3月31日に実証実験を行います。

特急券をPayPayで買えるようになる……！

「特急ソニック」などの特急券に対応（写真：呼んでる渋沢）

　PayPay対応サービスは、券売機や窓口に立ち寄ることなくキャッシュレスで運賃や料金を支払えるようにする顧客サービスの一環で展開。まずは特急券の追加購入シーンを想定し、手元のスマホ操作でキャッシュレス決済し、乗車できる仕組みの実証実験を行います。

　対象区間は、鹿児島本線・門司港〜博多間、日豊本線・小倉〜行橋間のうち、在来線特急列車の停車駅相互間。区間内の特急停車駅は、門司港、門司、小倉、戸畑、八幡、黒崎、折尾、赤間、東郷、福間、香椎、吉塚、博多、下曽根、行橋駅です。

　対象駅には特急料金が設定されたQRコードを掲出。利用者は掲出されたQRコードを読み取り、PayPayアプリで決済することで特急券を買えます。PayPayでの特急券は、手持ちの乗車券や交通系ICと合わせて特急ソニックなどの特急列車の普通車自由席に乗れます。係員による検札などはPayPayアプリの取引履歴の掲示でOKとします。

実証実験の対象区間と特急の停車駅

決済画面のイメージ。この画面が特急券代わりになる（検札時などに掲示）

料金は自由席特急券と同額

（大泉勝彦）

---

（関連記事）顔認証、クレカ通過、QRコード……　鉄道技術展で示された「近未来の次世代改札機」の世界

（関連記事）高輪ゲートウェイ駅に初導入「QR改札」って何？　何がいいの？

（関連記事）運賃のPayPay支払いも初体験　長良川鉄道に乗って、温泉と風景に癒やされてきた