対局中にカードを使える「遊戯王麻雀」が天才の遊び 「【落とし穴】で捨牌を破壊」「【魔法の筒】でロンを反射」(1/2 ページ)
カードの効果を麻雀へどう反映するかはデュエリストの解釈次第。
麻雀に遊戯王カードの要素を加えた変則ルール、「遊戯王麻雀」のカオスな勝負が笑いを呼んでいます。東一局、デュエルスタンバイ!
※【12月17日23:45追記】当初は「ざきさんが考案した特殊ルール」と記載しておりましたが、これは編集部の確認不足による誤記であり、投稿者のざきさんは『ルールを考案した』といった発言を一切行っておりません。誤解を招く表現となったことをお詫び申し上げます。
麻雀VTuberのざき(@zaki_tuber/YouTubeチャンネル)さんが投稿した特殊ルール。基本的には普通の麻雀ですが、デュエリストは手牌とは別に3枚の遊戯王カードを持ち、任意のタイミングで使用できます。
カードの効果をどう麻雀に適用するかは、使用者の解釈次第。つまり、書いてある効果を、いかに自分に都合良く捉えるかが勝敗に影響するわけです。ざきさんは麻雀仲間のORさんとモナカさんを招き、遊戯王麻雀の3人対局動画を公開しました。
勝負は3人が様子をうかがって淡々と進むも、ざきさんが魔法カード「光の護封剣」を切るなり、大きく動き始めます。これは本来、3ターンの間、相手モンスターの攻撃宣言を禁止するカード。また、受けた側は所持する「裏側表示モンスター」を「表側表示」にしなくてはなりません。
ざきさんはこの効果を「3ターンの間ほかのプレイヤーは和(アガ)れず、手牌を“表にして”全員にさらさなければならない」と、強引に解釈。圧倒的優位に立ったところでリーチをかけ、さらに魔法カード「死者蘇生」を使います。これで墓地(捨牌)にあるアタリ牌を蘇生し、一発でツモろうという算段です。無敵すぎる。
しかし、カードのむちゃくちゃな効果を、むちゃくちゃなカードで打ち払えるのが遊戯王麻雀の恐ろしいところです。ざきさんが和る寸前に、ORさんは「落とし穴」を発動。本来は攻撃力1000以上のモンスターが召喚された際に発動し、そのモンスターを破壊するトラップカードですが、ORさんは「全自動麻雀卓の牌回収用の穴」を起動する効果と解釈。スイッチを押して穴を開け、全ての捨牌を飲み込ませました。
遊戯王でいうならば、墓地のカードを全てゲームから除外した形。元の効果はもう一切関係ありませんが、その発想がうらやましい。
卓の中央が穴となり、捨牌の置き場所(河)が消滅したことで、ざきさんのもくろみは無効に。その後の捨牌も、捨てた瞬間に穴へ落ちるため、誰かの和がり牌が出たとしてもロンが成立しなくなってしまいました。もう自分で引くしかない。
それでも強運のざきさんは、和がり牌の9ピンをツモ。ところが、直前にORさんが使用していた「光の護封剣」の効果で阻止され、結局1局目は流れて終わるのでした。あれだけ派手な展開だった割に、リーチ棒しか動いてない(全員テンパイ)。
カードの使い方次第で勝負が二転三転する勝負は、視聴者から大好評。2局目以降も、「ハーピィの羽根箒(はねぼうき)」で全員のカードがほぼ破壊され普通の麻雀になったり、「魔法の筒(マジックシリンダー)」の効果でロンが反射されて和ったほうが点を取られたり、むちゃくちゃな勝負が展開。対局の続きは、12月18日18時に公開予定です。
動画提供:ざき(@zaki_tuber/YouTubeチャンネル)さん
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