ゲームやアニメに出てきそうな武器を金属で作ったらマッチョしか持ち上げられない仕上がりになってしまったと報告するツイートが、ファンタジーな世界を現実に持ち込んだ異様さで注目を集めています。
匠工芸(@takumikougei)の折井さんが、精密金属部品メーカーのキャステム製「巨大斧(ゴッドデスギア)」を持ち上げようとする様子を披露。両足を地面にしっかりとつけ、両手で斧の柄を握っています。柄の部分だけでもかなり重そうです。
「んんっ!」と全力で持ち上げようとしますが、刃先はまったく浮かびません。何度かチャレンジしても、刃先が少しズレる程度で、持ち上がることはありませんでした。総重量は31キロとのことでかなり重そうですが、筋力だけでなく巨大斧特有のバランス感覚を把握できるセンスも必要そうです。
匠工芸さんによると、巨大斧が完成したきっかけは自身が過去に製作したコスプレ用に斧(プラスチック製)をSNSで公開したことでした。投稿を見たキャステムの社長から、デザインを担当した匠工芸のSuzuさんに「金属で作ってみませんか?」とメッセージが届き、「作ってほしいです!」と即答したことでプロジェクトが始動しました。新品で販売する場合は1本300万円(税別)、納期5カ月間になるそうです。
持ち上げようとした折井さんは「先が重いので体感100キロあります」「右腕からミチッって音がでました」と語ってくれました。持ち上げようとしただけで体を壊してしまいそうな、恐ろしい武器であることが伝わってきます……!
巨大斧は12月25日と26日に神戸で開催されるイベント「かみこす!」に出展予定とのこと。イラストレーターの斉藤幸延(@yonyon76)さんなど、筋肉の限界に挑戦する人達からの「持ってみたい」という声が寄せられています。
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