バイトの後輩「12月24日って暇っスよね?」 シフト交代を頼まれるかと思いきや……思わぬ幸せが舞い込む漫画がいい話(1/2 ページ)
話の本筋に対してばあちゃんが強すぎる。
クリスマス前のバイト先で、後輩の女の子が「12月24日って暇っスよね?」と聞いてきた――。正直に「ない」と答えるのがつらくて、返答に困る青年の漫画が人気です。作者は漫画家のシミズヒロノリ(@shimizumanga)さん。
主人公の内木がバイト先のコンビニでゴミ箱を片付けていると、後輩の軽井が例の質問をしてきました。その目つきと言い方からは、「どうせ暇でしょ」といったニュアンスが見え隠れしています。
内木はそこから「アタシ彼氏とデート行く約束しててぇ〜内木センパイシフト代わってくれませんw?」と頼まれる未来を想像。当日の予定はガラ空きなのに、素直に言うのも悔しいなどと、勝手に脳内で独り相撲を始めてしまいました。
そうして予定はふさがっているとうそをつきかけた瞬間、内木の脳内にふと祖母の教えが浮かびました。「人が困っていたら迷わず助けてあげられる男になるんだよ。そうすりゃいつかお前自身も幸せになれるさね」――力強く語る祖母のたくましい背中を思い出し、内木は軽井の助けになればと、「空いてるよ……!」と答えます。いい話なのに、ばあちゃんがマッチョすぎて困る。
すると、彼女が続けた言葉は意外にも、「24日……ご飯でもどうスか……? ふ、2人で」。ばあちゃんの言いつけを守ったら、その通り内木自身にも幸せが訪れましたとさ。めでたしめでたし。
「シンプルにうらやましい」「ばあちゃんがかっこよすぎる」「このばあちゃん、絶対40秒で支度させるタイプだ」と話題を呼んだこの漫画。もともと作者が2020年末に投稿したもので、今年もクリスマスシーズンに合わせて公開されました。初出時から好評で、2人のデート当日を描く続編も公開されています。
作品提供:シミズヒロノリ(@shimizumanga)さん
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