【犬のホロリとした話】「いつか来る喪失に備えなさい 自らの手で犬を永遠にするのです」 最愛の犬を失った飼い主からのメッセージが胸を打つ(1/2 ページ)
スマホの容量がいっぱいになるくらい撮ってほしい。
Twitterで話題になっている「犬のホロリとくるエピソード」をイラストでご紹介。今回は「愛犬を亡くし、何気ない日常の写真や動画の大切さを痛感した」飼い主さんのお話です。
犬を永遠にしろ
犬を飼っているオタク 犬を大切にし 犬の写真だけでなく動画もたくさん撮っておきなさい できれば鳴き声入りの 私はもう犬の鳴き声を忘れつつあります 人間の記憶力なんてそんなもんです いつか来る喪失に備えなさい 自らの手で犬を永遠にするのです……
こちらのエピソードを紹介してくれたのは、「レモン」ちゃんという名前のコーギーと一緒に暮らしていた佐原(@uenohatsu)さん。レモンちゃんは2021年の8月30日、よく晴れた夏日に14歳と9カ月で虹の橋を渡ったそうです。
佐原さんは小さな頃から楽しいときはもちろん、苦しいときも悲しいときもレモンちゃんと一緒に過ごしてきました。しかしもともと写真を撮る習慣がなかったことから、レモンちゃんの写真や動画をほとんど撮っていなかったそうです。そしてレモンちゃんがいなくなって初めて、当たり前だと思っていた日常が愛おしいものだと痛感したのだとか。
というのも、ある日佐原さんは心の底から愛していたレモンちゃんの声を忘れつつあることに気付いてしまったのです。そしてレモンちゃんが食卓に狙いを定めるところ、掃除機に吠えるところ、家族や自分とレモンちゃんといった、些細な日常を動画に納めておけば良かったと後悔。写真を見れば、あるいは写真を見なくともその子の姿を思い出すことはできますが、人間の記憶力では”声の記憶”は想像以上に早く薄れてしまうようです。
動物と一緒に暮らすと多くの場合、動物の方が先に虹の橋を渡ることになります。そして残された人間はその子を愛していた分だけ寂しさや悲しさ、後悔が募ってペットロスになってしまう可能性があります。しかし記憶に刻まれた思い出に加え、目に見える写真や声が納められた動画があればほんの少しでも慰めになるもの。今動物と暮らしている人はぜひその子とたくさんの思い出を作って、たくさん写真や動画を撮っておいてください。
こちらのツイートには、「共感しかないです」「猫もまたしかりだな……」「声を忘れてしまって本当に寂しくて堪らない……」といった、共感の声が寄せられています。
佐原さんはTwitter(@uenohatsu)に愛犬や愛猫、そして推しジャンルに関するツイートを投稿している他、noteでは日記や短歌を公開しています。また、BOOTHではレモンさんに捧げる創作犬短歌集『レモン』が販売中です。
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