RTA in Japanでまた新たな伝説「目隠しマリオ64RTA」が爆誕 目隠しで一体どうやって? → 全ての行動をパターン化し正確に実行しているだけ(1/2 ページ)
どうなってるの……?
12月26日から開催中の「RTA in Japan 2021 Winter」で、スーパーマリオ64の「目隠しRTA」が披露され、あまりのすさまじさにチャットもTwitterも大盛り上がりとなりました。え、目隠しで……どうやって……?
RTA in Japanは、ゲームの開始からクリアまでのタイムを競う「RTA(リアルタイムアタック)」の祭典。問題の「スーパーマリオ64 目隠しRTA」は、プログラム3日目の12月28日に行われました。プレイヤーはドイツ在住のBubziaさん、解説は宇佐美まさむねさん。レギュレーションは、普通にスターを70枚集めてクッパを倒す「目隠し 70枚RTA」となります(なお、マリオ64RTAでよく見る「ケツワープ」は不使用)。
そもそも目隠しでどうやってマリオ64をクリアするかですが、宇佐美さんの解説によると、「全ての行動をパターン化し、それを覚えて正確に実行しているだけ」(要約)とのこと。なるほど、それなら誰でもできそう……なわけあるかい!
しかし、ゲームが始まるとBubziaさんは本当にこれを実行していきます。そもそもマリオ64はアナログスティックで操作するゲームなので、まず「正確に同じ行動をする」の時点で非常に難しいのですが、そこは64のスティック部分にある「8方向のくぼみ」を使い、極力8方向のデジタル操作に近づけることでカバー。加えて、BGMに合わせて操作や仕掛けの動きをパターン化したり、壁やポールに触っているときの「スリ……スリ……」といった音で位置を判断したり、パンチやキック、バク宙といった「必ず一定距離移動するアクション」を位置調整に使ったりと、さまざまなテクニックを駆使しながら、Bubziaさんは一切画面を見ることなくスターを集めていきます。あと各所で使われているテクニックを正確に全部解説できる宇佐美さんもすごい……。
そしてプレイを続けること1時間43分、Bubziaさんはついにクッパに挑戦するために必要な70枚目のスターをゲット。最終ステージの「てんくうのたたかい」でも、BGMに合わせた見事なパターン化でクッパに到達し、最後ももちろん目隠ししたままでクッパを正確に爆弾へと放り投げ、長い長い戦いに終止符を打ちました。クリアタイムは1時間47分30秒。GG!
RTAの中でもかなり珍しい「目隠しRTA」というレギュレーションに加えて、最初から最後まで異次元としかいいようのないスーパープレイの連発に、放送中はTwitterのトレンドにも「目隠しマリオ64」が入るなど大きな話題に。コメント欄やTwitterでは、「どうなってんだ」「めちゃくちゃすごいし面白い」「凄まじすぎる」「全シーン異常でマリオ64に全人生捧げてそうなのが最高だった」「知ってるマリオ64じゃない」などなど、驚嘆のコメントが多く寄せられていました。
なお、Bubziaさんは現在、目隠しで120枚全部のスターを回収する究極のレギュレーション「目隠し 120枚RTA」も練習中とのこと。RTA in Japan 2021 Winterではこの後も、「ドラゴンクエストIII」の30分以内クリア(任意コード実行)や、「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の体験版クリア(プレイ制限の5分間でエンディング到達)、伝説のゲーム「ファイナルソード DefinitiveEdition」の100%クリアなど見どころ満載となっています。
※画像はRTA in JapanのTwitchより
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