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【漫画】「パニック発作でバスに乗れない」とタクシードライバーに打ち明けたら…… 優しく愛あふれる言葉に涙した話(1/2 ページ)

ぐっと来るなあ……。

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 バンクーバーで乗ったタクシーのドライバーの言葉に救われた体験漫画がInstagramに投稿されています。ずっと忘れない言葉ってあるよね。

「パニック障害の私がバンクーバーのタクシードライバーの言葉に救われた話」 バンクーバーのタクシードライバーさんとの会話で……

 作者はなにわ(amore_naniwa)さん。なにわさんはイタリア人の男性と結婚し、現在はイタリアで暮らしています。今回の漫画はなにわさんがカナダ・バンクーバーで暮らしていたときのエピソードです。

 なにわさんはかつてパニック発作があり、バスに乗ることも1人で歩くことも困難な状況でしたが、タクシーには乗ることができたそうです。職場は車で5分から10分の距離だったこともあり、毎日タクシーに乗っていました。そんなある日の朝。

「パニック障害の私がバンクーバーのタクシードライバーの言葉に救われた話」 「パニック障害の私がバンクーバーのタクシードライバーの言葉に救われた話」
「パニック障害の私がバンクーバーのタクシードライバーの言葉に救われた話」 タクシーを利用していたなにわさん

 なにわさんがタクシーに乗車すると、ドライバーさんが「さては寝坊で遅刻だね?」と気軽に声をかけてきました。それに対しなにわさんは、パニック発作でバスに乗れないことを正直に答えます。

 答えた瞬間から、ドライバーさんに気を使わせてしまうのでは、と後悔の念にさいなまれたなにわさんですが、努めて明るい口調で「先月倒れて救急車に運ばれたこと」「それから1人で道を歩けなくなったこと」を何でもないことのように話しました。明るい見た目とは裏腹に、話している間のなにわさんの心中は「変なこと言ってごめんなさい」という言葉がかけめぐっていました。

「パニック障害の私がバンクーバーのタクシードライバーの言葉に救われた話」 タクシードライバーさんの言葉が染みていく

 「バカげてるって分かってるんだけど」となにわさんが言いかけたところで、ドライバーさんは「ヘイ」とその言葉を遮ります。そして「何もバカげてないよ」と話し始めたのです。

 「君は今、必死に戦っている それはとてもすごいコトだよ」「恥ずかしいコトでもない」「君が弱いせいでも決してない」と話すドライバーさん。その心からの言葉に、なにわさんは目に涙を浮かべながら、うなずくことしかできません。

 そして、ドライバーさんの言葉は続き……。「長い人生の中でまだまだ多くの経験に君はこれから出会うだろう」「悲しいコト、辛いコト。それらはずっとは続かないよ」「大丈夫と思える時が必ず来る、だから、その時が来たら……」――。

 優しくも力強いドライバーさんのあたたかい言葉は、ぜひなにわさんの漫画で確認してみてください。

「パニック障害の私がバンクーバーのタクシードライバーの言葉に救われた話」 笑ってそして幸せに

 ドライバーさんは会社に到着すると「お仕事楽しんでおいで! 頑張らなくていいから。これはとても大事だよ」とも言ってくれたそうです。なにわさんは何度も「ありがとう」とお礼を言ってタクシーを後に。「パニック発作が出て以来初めて、”怖い”より”きっと大丈夫”という気持ちで出勤できたのをよく覚えています」と投稿につづっています。

 コメント欄には「胸が熱くなりました」「徳が深くて、愛に溢れてて、泣けちゃいます」「なんて素敵なんでしょう」と心打たれた人の声が寄せられました。何気なく出会った人の優しい言葉が、生きていく中でずっと心に残っていることってありますよね。

 なにわさんは、Instagramアカウント(@amore_naniwa)やブログ「海外暮らしの大阪人」で、イタリア語のお話や、海外生活での日常などを漫画やイラストで公開しています。

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