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漫画のセリフや内容、詳細書き起こしはNG 「違法ネタバレサイト」運営法人とその代表を書類送検

今後も刑事・民事の両面から断固たる対応を続けていくとのこと。

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 小学館は2月3日、漫画のセリフや内容を無断で掲載し、広告収入を得ていたいわゆる「ネタバレサイト」について、運営者が書類送検されたと発表しました。送検されたのはサイトを運営していた法人とその代表で、いずれも著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑い。

 

 今回摘発されたのは、ネタバレサイトの1つ「漫画ル 〜無料漫画感想ネタバレビュー」(現在は閉鎖)で、連載中の漫画『ケンガンオメガ』の内容を詳細に掲載していた点が直接の摘発理由に。同サイトでは画像の掲載数こそ少ないものの、セリフなどの文字内容や情景をほぼそのまま抜き出しており、他にも多数の漫画作品で同様の行為を行っていたことから「悪質なネタバレサイト」として以前から問題視されていました。

ネタバレサイト摘発 ネタバレが掲載されていた漫画『ケンガンオメガ』(他にも多数の作品のネタバレを掲載)(Amazon.co.jpより)

 

 なお「漫画ル」を巡っては2021年に発信者情報開示を求める訴訟も起きており、裁判所は当時、同サイトの行為が著作権侵害にあたるものと判断。プロバイダーに対し運営者の情報開示を命じており、これも今回の摘発の一因になったものと推測されます。

 小学館・マンガワン編集部は今回の摘発について、「同サイトが法人によって運営されている悪質性、また、漫画の文字のみであっても著作権法違反にあたることによる類似サイトへの警告という点からも、同サイトの刑事的責任を問う必要があると考え、福岡県警に摘発をお願いし、この度の書類送検に至った次第です」とコメント。「漫画家が心血を注いで創作した作品を無断で盗み取り、これを糧に荒稼ぎする卑劣な犯罪の一掃を目指します」とし、今後も刑事・民事両面からの法的手続きをはじめ、断固たる対応を続けていくとしています。

ネタバレサイト摘発 一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)からも同様のお知らせが出ています

 

 

 

 

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