推しの「概念」を詰め込んで、推しをイメージした香りを作れる「香水倶楽部」のレポート漫画がTwitterに投稿され、話題になっています。
漫画の作者はゲーム好きのあかりや(@kuhp)さん。あかりやさんは、オタク仲間と一緒に推しをイメージした香りを作るため、横浜は赤レンガ倉庫にある「香水倶楽部」(@Kohsui_club)を訪れました。ここでは、50種類ほどある香水の中から2〜3種類選び、香りを重ねて推しのイメージを作っていくのだそうです。
香水作りは、まずアンケートの記入からスタート。アンケートの中に、推しの性格・職業・これまでの人生などをつづっていきます。「推しが好きすぎて、どこまで詳しく書けばいいかわからない」「推しの人生を簡単にまとめるなんてできない」という方でも大丈夫! アンケートを記入した後、香水倶楽部のスタッフさんが丁寧にカウンセリングを行ってくれるので、そのときに思う存分推しへの愛を語れます。
カウンセリングでは、香水で表現したい推しの体格や性格、雰囲気などを聞かれます。香水を作るためとはいえ、思う存分推しについて語れるこの空間は、オタクにとって最高の場所。
あかりやさんは、「セクシーな方ですか?」というスタッフさんの問いかけに、「推しはセクシーなのか? そもそもセクシーの定義って何?」と頭を抱えてしまいます。悩みつつも、カウンセリングを通じて自分でも気付いていなかった推しの魅力が言語化されていく過程はとにかく楽しい……!
カウンセリング後、スタッフさんが推しのイメージにあわせて香水を重ねづけしてくれます。「危険なイメージをプラスした香り」「二面性が全面に出た香り」など、各パターンの香りのイメージを聞くだけてもワクワクが止まりません。
選んだ香水の香りをかいでみて、「もっと重い匂いで」「もっとシンプルに」など、さらに推しのイメージに近づけていきます。あかりやさんはこの過程を、「香りの取捨選択によって、自分の推してるコアの部分が言語化されるのが面白かった」としみじみとふり返ります。
一人で行っても楽しめる香水倶楽部。しかし、あかりやさんいわく、「同ジャンル造詣の深い友達」と一緒に行くと、どの香りを選択しようか迷ったときに的確なフォローがもらえるでのオススメなのだそうです。友達が悩んでいる姿を見るのも楽しそう!
どんな推しでも、うまく言語化できなくても、スタッフさんがカウンセリングで“自分が感じている推しの魅力”を引き出してくれるので、安心しておまかせできそうなこのサービス。他にも、香水の名前から推しのイメージに近いものを選んだり、香りの継続時間から選んだりといろいろな方法があるそうです。
ちなみに、あかりやさんの友達の推しは短命なので、“10分しか香りが継続しない香水”がクリーンヒットしたのだとか。この体験を通して、推しへの“好き”の感情を再認識できそうですね。
香水倶楽部では、1本2400円の香水を重ねてオリジナルの香りを作れます。なお、漫画のように重ね付けを希望する場合は、予算は2〜3本分(4800〜7200円)となります。“推し”がいる方は、近くに寄った際に訪れてみるのもいいかもしれません。
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