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漫画『嫌われたいの』商業作品の無断トレースで連載終了 小説投稿サイト「カクヨム」作品が原作(1/2 ページ)

小説版は今後も配信や販売を継続。

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 漫画配信サイトで連載していた『嫌われたいの〜好色王の妃を全力で回避します〜』(作画:一色真白さん)が、商業作品からの無断トレースで連載・配信・出荷を終了しました。電子コミック出版社のWBASEが公式Twitterで発表しています。

『嫌われたいの〜好色王の妃を全力で回避します〜』コミック版がトレイースで終了
漫画版『嫌われたいの〜好色王の妃を全力で回避します〜』(画像はコミックシーモアから)

 同作は20話まで連載していましたが、漫画家の小田すずかさんの作品から絵柄のトレースや模倣が見受けられる箇所が多数あると読者が指摘。2021年11月の時点で連載や配信が停止しており、一色さんが事実を認めたとしています。コミック版の今後の再開の見込みは、現時点ではないとのこと。

 「嫌われたいの〜好色王の妃を全力で回避します〜」は、小説投稿サイトカクヨムの作品が原作。小説版の作者である春野こももさんや、小説版の単行本のイラストを担当する雪子さんはトレース問題とは関係ないとしており、今後も連載や出荷は続くもよう。

 WBASEは今回の件について、「責任を痛感し反省」「再発防止に務め」るなどと謝罪しています。春野こももさんはTwitterで「本作のコミック販売中止はやむを得ないものの、大変遺憾に思います」とコメント。盗用された小田すずかさんは「とても残念です」とコメントしています。

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