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映画「パプリカ」などについて、いわゆる“ファスト映画”をYouTubeに投稿していた男性が著作権法違反の疑いで宮城県警察本部生活環境課と塩釜警察署に逮捕されました。
ファスト映画は、映画の内容を10分ほどに編集し、権利者に無断で投稿するもの。一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)の発表によると、男性は2021年1〜7月に「パプリカ」「君の名前で僕を呼んで」「パラサイト 半地下の家族」を10分程度に編集し、ナレーションを付けるなどしたファスト映画をYouTubeにアップロードして広告収益を得ていました。
男性は2021年6月に日本で初めてファスト映画のアップローダーらが逮捕された際に、ファスト映画投稿者としてメディアのインタビューに自身の行為は適法と答えていたといいます。「2020年4月からファスト映画の制作を始め、これまでに50本ほどを投稿。毎月10万円、計150万円の収入を得ている」などと発言していました。
また男性は2021年12月に家宅捜索が行われたとして、その状況を1カ月500円の会員登録が必要な「メンバー限定」動画としてYouTubeに投稿していたとのこと。
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