NetflixとTinderが広告スペースで白熱バトル 「顔も見ずにプロポーズ?」「内容はリアル。気になるでしょ?」(1/2 ページ)
ジャンルを超えたコラボ広告が実現。
動画配信サービス「Netflix」とマッチングアプリ「Tinder」が、互いのサービス内容をあおる広告を掲載し、白熱したバトルが注目を集めています。
Netflixが全世界独占配信中の婚活リアリティショー「ラブ・イズ・ブラインド JAPAN」とTinderとのコラボ広告。番組の内容は、従来の外見重視の婚活に対抗するもので、互いの顔を見ずに声だけでパートナー探しをします。婚約を決心し、カップルとなると、初めて対面ができる実験型のリアリティショーです。
Tinderは広告文にて「Netflixさん、顔も見ずにプロポーズだなんて、変わったリアリティショーを作りましたねぇ」といじり、Netflixが「Tinderさん、変わったリアリティショーだけど、内容はとってもリアルなんですよ。気になるでしょ」と応戦。
両社の広告バトルはいくつかパターンがあり、より好戦的な文言も。Tinder「Netflixさん、顔を見ずにお見合い? そんなことよりTinderやったほうが良くないですか?」、Netflix「Tinderさん、顔を見ないで始まる恋がどれだけ素敵かたっぷり教えてあげますよ」とバチバチした熱気を感じさせますが、番組内容にきちんと興味を持たせるリスペクトを帯びています。
こちらは渋谷エリアの屋外広告でも掲載されており、火花散らす様子がTwitterでも話題に。「かつてライバルだったWendysとファーストキッチンの合併店舗の上でこれやるのもなんか奇遇ですね」「ウェンディーズのロゴが苦笑いしてるみたいでじわじわくる」といった感想が寄せられました。
同コラボには、「出会いに対する固定観念を解放し、出会いにはさまざまな入口があること、そしてその先では多様な価値観に触れられることを世界中に伝えたい」という思いが込められているといいます。マッチングアプリと動画配信サービスによるジャンルを超えたコラボは、まさにその思いを体現しているようにも見えます。
広告掲載は16日から始まっており、Tinderでは26日から3週連続毎週土曜日に、「ラブ・イズ・ブラインド JAPAN」に影響を受けた質問「相手に結婚歴あってもOK?」「タトゥーはOK?」などの恋愛の価値観を聞く「Q&A」を配信。回答内容はプロフィールに表示できます。
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