北京五輪フィギュアスケートに出場したROCカミラ・ワリエワ選手が2月21日、約1カ月ぶりにInstagramを更新。ロシア語、英語だけでなく日本語でのメッセージを添え、応援へ感謝しつつもドーピング疑惑については言及をさけています。
ワリエワ選手は個人戦に先駆けて行われた団体戦でROC金メダル獲得に貢献するも、禁止薬物の検出が大々的に報じられ一躍渦中の人物に。15歳という年齢が考慮されスポーツ仲裁裁判所(CAS)から認定を受け個人戦へ出場したものの、後半のFSでは大きく調子を崩して暫定4位という結果に終わっていました。
1月26日以来となったInstagramでは、コーチ陣との写真や、1位となった団体戦でのセレモニーショット、また各地に掲示された“ワリエワ支持”を表明する看板の写真などを複数投稿。禁止薬物摂取への関与が疑われ、演技後の厳しい叱責が非難されていたエテリ・トゥトベリーゼコーチらに「私を鍛えるだけでなく、自分自身に打ち勝つすべを教えてくれました。競技だけでなく、人生においても役立つ教えです」「コーチたちがそばにいてくれれば、どんな試練も乗り越えられる」と感謝の言葉を贈りました。
またワリエワ選手は「私を信じ、祈ってくれた」ファンや家族、友人らへも感謝をコメント。自身へ届いた応援コメントのおかげで「つらいときでもなんとかやってこられた」と伝えています。
ロシア語だけでなく、英語、日本語、中国語で「#ありがとう」とハッシュタグをつけた投稿へロシア語を中心とした多くの支援コメントが殺到。一方で英語圏からは「自分がしたことを悪いと思っていないのか」「ロシアの現体制を称賛するとは」と非難する声や、「彼女自身が書いたとは思えない」と投稿そのものを疑問視する声が寄せられています。
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