屋根の上から10日間降りられなくなってしまった猫ちゃんをレスキューする動画が投稿され、「足場の悪い場所での保護お疲れ様でした」「危険で大変なレスキュー有難うございました」などのコメントが寄せられています。動画は2月22日現在、2万5000回再生を突破しています。
有償のプロアニマルレスキュー隊として活動している浦川龍徳さんが今回救出に向かったのは、10日間もの間、屋根から降りられなくなってしまった女の子「もも」ちゃんです。ももちゃんがいた屋根は、ご自宅の隣の家だったため、飼い主さんはごはんをベランダからあげていたとのこと。
屋根瓦の裏には少し隙間があり、ももちゃんはそこに隠れて出たり入ったりしていたので、浦川さんはその横に捕獲機を設置することに。
まず、物干し竿と短く切ったパラシュートコードという強度のあるロープをつなげて捕獲機セットを作成。この捕獲機セットは猫ちゃんが入ってなくてもかなりの重さがあるんだとか。
カメラを設置している間にももちゃんが登場。恐る恐る捕獲機に近づいて匂いをかぎます。人がいると警戒するので、浦川さんはいったん離れ、カメラで様子見。飼い主さんがももちゃんに声をかけますが、ももちゃんは捕獲機から離れてしまいました。
ところが、ももちゃんは屋根の上でおなかを見せてゴロン。飼い主さんの声を聞いてリラックスしている様子です。その後、捕獲機の一番手前のちゅ〜るをぺろぺろ。さらに捕獲機の中に設置したちゅ〜るも食べてくれたおかげで、無事にももちゃんを捕獲することに成功。捕獲機の中で鳴きながら浦川さんを待ちました。
連絡を受けた浦川さんが到着し、いよいよ屋根からのレスキュー。物干し竿につながった捕獲機内のももちゃんを持ち上げるのは、身長182センチの浦川さんにとってもコツがいるそうで一苦労しましたが、無事に屋根から救出することができました!
また外に行ってしまわないように、ももちゃんを飼い主さん宅のお部屋の中でリリースすると部屋の中を行ったり来たり。久しぶりのお家に少しびっくりしてしまったのかな?
浦川さんによると、10日間も屋根の上にいたというのは今までで最長記録。しかし、動画が撮影された2022年1月は屋根の上からのレスキューがこれで3件目で、発情期を迎えた猫同士のケンカが関係している可能性があるといいます。
なお、浦川さんは「飼い猫を外に出すのは飼い主の自由だが、猫のことを考えてほしい」「猫ちゃんが2日間程度屋根から降りられなかった場合は、レスキューが必要」と視聴者にメッセージを送っています。
足場の悪い屋根の上など、日々命がけでたくさんの命を救っている浦川さんは、その様子をYouTubeチャンネル「プロ アニマルレスキュー隊」で公開している他、動物たちを救うために捕獲機の支援を求めています。Amazon欲しい物リストでは、他にも必要な支援物資を掲載中です。
画像提供:YouTubeチャンネル「プロ アニマルレスキュー隊」
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