講談社のモーニング公式Twitterアカウントは2月24日、漫画『紛争でしたら八田まで』のウクライナ編全6話を無料公開しました。戦争状態になったウクライナ情勢を受けての対応とみられます。
『紛争でしたら八田まで』は、地政学リスクコンサルタントの主人公・八田百合が、地政学に基づいた知性と荒技で世界中の事件を解決する物語。パワフルな主人公が、さまざまな国や地域の抱える課題を、歴史的・政治的経緯などを踏まえて分析し、決裂に至る前に解決します。東京海上ディーアールの主任研究員が監修をしており、地域事情を理解する一助になる作品です。
今回、コミックDAYSにて無料公開されたウクライナ編(2巻〜3巻収録)は、百合がウクライナ在住の旧友・オクサナに仕事を依頼される場面から始まります。ウクライナ国民は親欧米派が多いことから、オクサナの務める企業は、脱露入欧を支持する政治団体に資金提供をしています。
しかし、政治団体の一部過激派のせいでそれが困難になったため、過激派の暴走を止めてほしいとのこと。こうして百合は、過激派メンバーに会いにいき、事態解決のために奔走することになります。
今回の無料公開に、ネット上では「今更ながら勉強になるわ、この漫画」「面白かった 世界史で少し触れた部分を掘り下げてくれる」「ウクライナの置かれている情勢がすっごい分かりやすかった!!!そしてボルシチはもともとウクライナ料理なんだ」「『紛争でしたら八田まで』面白いので、知られるのは嬉しいけど、それのキッカケが戦争開戦なのは、作中で八田がそうならないようにチセイを使って未然に衝突を防いだりしていることと比較して皮肉だなというか悲しいことだなとも思う」といった声が寄せられています。
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