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ライオン「帰宅→洗面所に直行で家庭内のウイルス量が7割減」 手洗い前にさまざまな場所に触れている実態が判明

これ、やっちゃってたかも……。

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 ライオンはこのほど、ウイルスの「家庭内への持ち込み」と「広がり」についての調査結果を発表しました。約9割の人が帰宅後に手を洗っているものの、実際には手洗い前にさまざまな場所に触れていることが判明。そのことが、家庭内でのウイルス量が増える原因になっているとのこと。これ、やっちゃってたかも……。

帰宅直後の行動 心当たりがある人も多いのでは。

 ライオンはまず、1万人を対象にインターネット調査を実施。約9割の人が「帰宅後、手を洗う」と回答していましたが、一般家庭を対象にしたビデオ撮影調査を行ったところ、実際には手洗い前にリビングやキッチンに立ち寄り、さまざまな場所に触れていることが分かりました。

 また、家庭内にウイルスがどの程度広がるのかをAIシミュレーションした調査では、帰宅後30分間手を洗わなかった人がいる家庭に比べて、靴を脱ぎそのまま洗面所に直行した場合は家庭内のウイルス量は3割以下に。さらに手洗いに消毒を追加した場合には、約1割にまで減少するとのこと。

帰宅直後の行動 帰宅後すぐ洗面所に直行することで3割減

 ライオンは「家庭内でのウイルスの伝播を抑えるためには、帰宅後玄関から洗面所に直行して手を洗うこと、さらに帰宅後玄関で消毒をすることが大切」とコメント。また、小さな子どもがいる場合は洗面所まで一緒に向かう“付き添い洗い”を推奨しています。

帰宅直後の行動 AIによるシミュレーション結果

 シミュレーションの詳しい結果は、内閣官房「COVID−19 AI・シミュレ―ションプロジェクト」ウェブサイト内で「家庭内感染リスク可視化モデル」「家庭内接触感染リスクの可視化」として公開されています。

(谷町邦子 FacebookTwitter

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