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ごく普通の女子高生・小野妹子が聖徳太子らと恋愛する乙女ゲーム@奈良が開発中!? 制作者に内容を聞いた(1/2 ページ)

攻略対象は大伴家持、聖徳太子、蘇我入鹿など豪華メンバーを予定。

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 奈良を舞台にした乙女ゲーム「なら☆こい」の開発中画像がTwitterに投稿され、注目を集めています。学園物で、主人公はごく普通の女子高生・小野妹子とのこと。待て待て、妹子は男子じゃぞー。

[『なら☆こい』後醍醐先生

 話題になったツイートは、後醍醐天皇と大伴家持の立ち絵ができたことを報告するもの。ゲームのキャプチャ画像が3枚添付されており、その内容はかなり独創的なものとなっています。

 1枚目に登場するのは後醍醐先生。教壇に座って「はい、皆さんが静かになるまで、710秒かかりました。」と説教しています。後醍醐天皇はイケメン化などはされておらず、教科書に載っている肖像画風のイラストです。

 2枚目は大伴家持。「それで、どうだった?俺の歌は」と聞いてきます。返答の選択肢はというと「いとをかし」「いとわろし」「あはれなり」など。この会話を夜の駅前みたいな場所でやっています。

[『なら☆こい』大伴家持

 3枚目は、文化祭の出し物を聖徳太子に相談されるシーン。妹子は返答を「大仏造立」「冥土喫茶」「模擬店(蘇)」「写経」「雅楽演奏」「未だ迷へり」から選ぶことになります。選択肢にツッコミどころが多すぎて困る……。

[『なら☆こい』聖徳太子

 投稿された画像ではゲームの内容が頭に入ってこないので、このツイートを投稿した卑屈な奈良県民botさん(@nntnarabot)に話を聞きました。

 なお、ゲーム制作者はあをにまるさん(@aonimaru_games)で、立ち絵イラストはばっきーぬ(@xxbakkii)さんとのこと。過去作には、奈良を舞台にしたギャグRPG『ファイ奈良ファンタジー』があります。


―― 『なら☆こい』は、どんなゲームなのでしょうか?

卑屈な奈良県民botさん ジャンルは「超古代乙女ゲーム」で、私立平城京学園に通うごく普通の女子高生・小野妹子が、奈良にゆかりのある歴史上の人物たちと恋愛をするシミュレーションゲームとなっております。

 ただし、歴史上の人物といってもイケメン化した美少年を攻略するのではなく、皆の記憶にある教科書に載っていた肖像そのままのキャラクターを攻略する形となります。

 ちなみに当ゲームはマルチヒロイン形式で、現在攻略対象キャラとして聖徳太子、蘇我入鹿、大伴家持などを予定しており、笑いあり涙ありのストーリーと共に、日本の歴史を楽しく学べるゲームを目指して開発を進めております。

―― 完成時期は、いつ頃を予定していますか?

卑屈な奈良県民botさん 現状では未定です。シナリオや構成の大枠は既に出来上がっているのですが、作中のイベントCG(こちらも絵巻物風にする予定)等はまだ目処が立っていないため、正直、私一人では完成まで相当な時間がかかると思われます。

 そのため、もし当ゲームのイラスト製作等にご協力いただける方や、アイデアに興味を持ってくださる企業などがおられましたら、ぜひぜひお声かけいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします!


 このツイートに対しては「やりたい」といった声のほか、「大仏がハリボテなのか、鋳造なのかが気になる」「小野妹子、女子か」「静かになるまで710秒は笑うわ」「模擬店で作るのが『蘇』に吹いた」といった各種ボケへの反応が寄せられました。“笑いあり涙あり”の涙とは、感動が理由なのか、笑いすぎのせいなのかが気になるところです。リリースが楽しみですね。

画像提供:卑屈な奈良県民bot(@nntnarabot)さん

高橋ホイコ

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