「シン・エヴァ」1周年記念特番で庵野監督がファンの疑問に大量回答 「初号機に乗れと言われたら?」→庵野「乗りません」(1/9 ページ)
そんな質問にも答えてくれるの!?
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開1周年を記念した特番が3月8日に配信されました。番組では庵野秀明総監督をはじめ、スタッフへのQ&Aコーナーも。そんな質問にも答えるの!? というファンからの質問50問以上に答えています。
番組はAmazonが提供するライブストリーミングサービス「Twitch」上で行われたもの。ナビゲーターとしてエヴァファンを公言するお笑いタレントの向清太朗さん、ランジャタイ伊藤幸司さん、元AKB48の北原里英さんが出演。「シン・エヴァ」本編がAmazonプライムビデオで配信中なのを利用し、本編を同時鑑賞しつつトークを交えていくというスタイルで進行していきました。
事前に募集した質問に庵野監督をはじめ、質問内容に合致するスタッフからの回答がざくざくと読み上げられていく豪華な展開。
「Q:アイデアが一番浮かんでくるのはいつですか?」「A:寝る前と寝起きです」という当たり障りのない質問から、「Q:マリとシンジは何処に向かって行ったんでしょうか?」「A:先日残念ながら閉店した『喫茶らいぶ』です」といった質問まで、一問一問丁寧な回答が続きました。
過去に舞台挨拶でも触れていた「マリは奥さんの安野モヨコさんがモデルというのは本当?」の質問に対しては、「一部の人の解釈・憶測にすぎません」と、あらためて言及。
庵野監督は「マリの人物像(アスカ他もですが)は鶴巻監督の手によるところが大きく、制作時の事実とは違います。キャラクターやストーリーの解釈は観客の自由な楽しみですし、本作にもファンのフリーな知的な遊び場としての余地を持たせています」とした上で、「しかし偏った憶測でスタッフや家族を貶められるのはあまりに哀しいことなので、この点についてはハッキリと否定しておきます」と、胸中を明かしました。
「妻の考察に関しては、妻がどういう人かっていうのはある程度理解していただいてやっていただいた方が良いかな。そこは「ANNORMAL展」というこないだやっていた妻の展覧会の図録があって、あれに、妻のことを本当に、たぶん公にしている一番多い、深い情報が入ってますんで。ぜひ、それをご覧いただいてから、妻のことはいろいろ話していただけたらなと」
(2021年4月11日 庵野監督の“「シン・エヴァンゲリオン劇場版」大ヒット御礼舞台挨拶”での発言)
また、「今後エヴァンゲリオンを他の誰かに作って欲しいと思いますか?」との質問には「思います」と回答。「庵野さんのエヴァンゲリオンは本当に終わりなんですか?」という質問には「3度も終わらしたので、今はもういいかなと」と答えていました。
この他、番組では声優陣による1周年記念コメントも公開。緒方恵美さん、林原めぐみさん、宮村優子さん、坂本真綾さん、石田彰さん、三石琴乃さん、山口由里子さん、立木文彦さん、清川元夢さん、長沢美樹さん、子安武人さん、優希比呂さん、大原さやかさん、沢城みゆきさん、伊瀬茉莉也さん、勝杏里さん、関智一さん、岩永哲哉さん、岩男潤子さん、山寺宏一さん、内山昴輝さん、神木隆之介さん(以上、コメント公開順)から思い思いの声が寄せられています。
「エヴァンゲリオン」公式Twitterアカウントでは、庵野監督による回答をツイート形式でも公開。「Q:庵野さんは、実際初号機に乗れと言われたら乗りますか?」「A:乗りません」のツイートが1万6000件以上のリツイート、6万件以上の“いいね”を集めるなど、Twitter上でも大きな反響を集めています。
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早くも1周年。