保護した失明寸前の子猫、先住猫と対面→すぐに仲良しに　運命の出会いに「愛と優しさがあふれてる」「幸せのはじまりですね」

「どうやら運命の絆で結ばれていたようです」

[宮原れい，ねとらぼ] PC用表示関連情報

　ひとりぼっちで鳴いていた失明寸前の子猫を保護。その後2匹の先住猫たちと初対面で仲良くなった動画がYouTubeで公開されています。心が震える感動の出会いに再生数は100万回を突破しています（3月10日時点）。

　2020年の肌寒い11月のある日、投稿主さんは海辺の空き地でつらそうにうずくまって鳴いている子猫を発見。投稿主さんに気付いた子猫はあとを付いてきて、助けを求めているようでした。

風邪をひいて弱った様子の子猫

「助けてください」とばかりにあとをついてきます

　そこで家族にも電話で相談し、一時保護することに。病院に連れていくと、子猫の目と鼻は風邪で炎症がひどく、もう少し治療が遅かったら失明していた可能性があると言われたそうです。それから自宅での治療を始め、子猫は目も開いて元気に。そしてついに、別々の部屋で過ごしていた先住猫たちと対面するときがやってきました。

病院から帰宅してご飯を食べたら、安心したように眠ってしまいました

ご飯を食べて元気になり、治療を受けてだんだんと目も開いてきました

　同じように子猫の頃に保護された先住猫の「ラナ」ちゃんと「ロア」くんは、子猫とケージ越しに対面すると、その側に座って静かに子猫の様子を見守ります。ふたりは少し戸惑いつつも、一切警戒するような素振りは見せず、子猫側も怖がっていないことを確認したところで、直接対面させてみることに。

ドキドキの初対面

ケージ越しに握手をするような子猫と先住猫さん

飼い主さん夫婦が見守る中での直接対面です

お互いに興味津々で近づきますが、威嚇などはしません

　すると、ラナちゃんとロアくんと子猫は、お尻の匂いをクンクンしたり、鼻と鼻であいさつしたり、かるくじゃれつくように遊んだり。子猫を一度ケージに戻したあともお互いに気になる様子で、その後再び出してあげると、夜になるころには一緒に寄り添って眠る姿が見られるようになりました。対面初日とは思えない仲良しぶりで、すっかり家族のような光景に胸が温かくなります。

あっという間にそばに居ても落ち着ける存在に

子猫がちょっと遠慮がちに添い寝する姿が尊い……

子猫と先住猫の家族のような姿に目頭が熱くなります

　そんなほっこりする動画を紹介してくれたのは、YouTubeチャンネル「むにふわ日記」さん。飼い主夫妻は保護した初日に相談し、子猫を家族として迎えることを決め、子猫は「リノ」くんと名付けられました。

やさしい兄姉ができて良かったね

　3匹の猫ちゃんたちはどんどん仲良くなったようで、最近の動画ではラナお姉ちゃんとロアお兄ちゃんの間で挟まり、幸せそうな寝顔で眠るリノくんの姿を見ることができます。他にも保護当時の動画や、癒やされる日常動画がたくさん公開中で、Twitter（@munifuwa）とInstagram（@loa_lana_lino）でもかわいい写真が公開されています。