「献血した先着5000人にモバイルバッテリーをプレゼント」大阪府赤十字血液センターのキャンペーンに反響 COVID-19の影響で献血者確保に苦慮(1/2 ページ)
献血は不要不急の外出ではありません。
大阪府で献血に参加した人に対し、プレゼントとしてモバイルバッテリーなどが配布されており、ネットで反響を呼んでいます。
大阪府赤十字血液センターによると、モバイルバッテリーがもらえるのは、3月19日から10〜30代で400ミリリットル献血した先着5000人。もらうためには献血記録の確認、献血の予約をウェブで行えるサービス「ラブラッド」に登録する必要があります。なお、先着といえど血液の保存期間の関係で、1日の献血数には限りがあるということです。
また、ラブラッドで予約して400ミリリットル献血した人には、松坂牛レトルトカレー、おいしいごはんのパック、ふんわり卵のわかめスープの3点セットも配るキャンペーンも実施中です(4月30日まで)。どちらのキャンペーンも献血ルーム限定となっています。
ここまでのキャンペーンを行うのには、それだけ献血が足りていないという背景があります。同センターに現在の採血状況を聞くと、計画に対して献血者数が10%届いていない状況が続いているそうです。長引くCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で献血バスの配車キャンセルが企業や団体から相次いでおり、街頭での献血も人流や天候に左右されるため、非常に厳しくなっています。
同センターは、「近畿2府4県で在庫を調整しているため、医療機関には滞りなく輸血用血液製剤をお届けしておりますが、今の状況が続くと輸血用血液の供給に影響が出ることが危惧されます」とコメント。モバイルバッテリー配布のキャンペーンには大きな反響があり、3月19〜21日の3連休中も多くの予約があったそうです。
なお、東京都赤十字血液センターでも献血が必要数に達しておらず、3月16日から献血ルームで予約して400ミリ献血をした人に対し、ワイヤレスチャージャーかモバイルバッテリーを数量限定でプレゼントする企画を行っています。なお、週末までに東京都赤十字血液センターの企画は配布が終了する可能性があり、在庫状況は直接献血ルームにお問い合わせください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.