実家暮らしの人が家に入れる金額は月平均4万円 保険相談サービスが実家暮らしのお金事情を調査(1/2 ページ)
実家暮らしの理由は「お金に余裕がない」など経済的なものが多数。
保険相談サービスを展開する保険マンモスが、実家で暮らす500人に、実家暮らしの理由や毎月いくら家に入れているかなどを調査した結果を発表しました。実家に住む理由は「お金に余裕がないから」、実家に入れる平均額は4万円が最も多いという結果になりました。
調査は3月14日・15日の2日間にかけて、インターネットを通じてアンケート形式で実施。回答者の属性は女性309人・男性191人。主な年代は20〜30歳が41%、31歳〜40歳が34%です。回答者全体で実家に入れている金額は月平均4万円で、実家にお金を入れていない人は26%に上りました。
年代別に見ると、お金を入れていない割合が最も高いのは19歳以下の58%。まだ給料が低いためと思われます。家に入れている平均額が最も高いのは41歳〜50歳の4万6970円。年齢が上がるほど平均額も高くなりますが、50歳を超えるとやや下がる傾向があるようです。
次に実家暮らしをしている理由も質問。「お金に余裕がない」が最も多く、次に「貯金をしたい」が続き、お金に関する理由を挙げる人が多いという結果に。次いで多かったのは「職場が実家から近いから」、「親との関係性が良いから」という理由で、居心地の良さが実家暮らしを続ける理由となっている人も少なくないことがうかがえます。
さらに、今後家を出る予定があるか尋ねると、65%の人があると回答。保険マンモスは「今はお金がなくても、お金をためていずれは出たいと思っている人の方が多い」と推測しています。
総務省の統計によると、1980年には39万人だった「親と同居している35〜44歳」の人の数は、2016年には288万人と300万人近くまで増加。保険マンモスは、長引く不況により平均給与が下がり続けていることが背景にあると見ています。
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