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【小学校の保護者会】母たちに折り紙を配った先生の真意とは 優しく温かいエピソードに「感動した」「知れてよかった」の声(1/2 ページ)

子どもの視点に立つことの大切さを教えてくれます。

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 子どもが小学校に入学し、初めての保護者会に出席したママ。なぜか机には折り紙が置いてあって……? 先生の真意と優しい一言にハッとするエピソードがTwitterに投稿され、3月28日現在1万件のリツイート、6万3000件を超えるいいねが集まるなど話題になっています。

保護者会でいわれたこと 保護者会でいわれたこと(イラスト:ちゃびすこ

初めての保護者会で先生にいわれたこと

10年前の新1年生の初の保護者会。

机に紙が1枚ずつ。

先生「これから私の言うとおりに折ってください」

ドギマギしながら隣の人を見たりして三角錐の名札を丁寧に折る母達。

先生「今どきどきしました?上手くできるかなとか隣はどうかなとか思いました?」

「子どもたちは同じ気持ちです。すごく緊張しながら知らない子達の中で頑張ってます。とても疲れると思います。もう小学生なんだからできて当然じゃなくて、毎日がんばっているねって思ってあげてください」

とてもわかりやすくて、とても素敵な担任の先生だった。

 ツイートをしたのは、Ohhappydays(@Ohhappydays6)さん。これは10年前、Ohhappydaysさんが参加した新1年生の保護者会でのエピソードです。

 教室に並ぶ机の上には、なぜか折り紙が1枚ずつ乗っていました。先生は保護者に向かって「これから私の言うとおりに折ってください」と告げます。

 先生が指示したのは、「三角すいの名札」の折り方。なぜ折り紙を折るのか説明がない中、保護者は周りを気にしつつ丁寧に名札を折っていきます。新1年生の初めての保護者会では、ほとんどの保護者が初対面でしょう。気軽に話し掛けられず、緊張した人も多かったはずです。

 折り終えたとき、先生は問いかけました。「今どきどきしました?うまくできるかなとか隣はどうかなとか思いました?」。まるで保護者の気持ちを見透かすような言葉です。そして先生は「子どもたちは同じ気持ちです」と続けました。

 これまでとは違う新しい環境に飛び込み、毎日学校へ通う子どもたち。突然の折り紙は、そんな子どもたちの緊張や不安な気持ちを保護者たちに少しでもわかってもらうためのものだったのです。

 先生は保護者に「すごく緊張しながら知らない子達の中で頑張ってます。とても疲れると思います。もう小学生なんだからできて当然じゃなくて、毎日がんばっているねって思ってあげてください」と語りかけました。Ohhappydaysさんは「とてもわかりやすくて、とても素敵な担任の先生だった」と振り返っています。

 この投稿には「休憩中なのに感動の涙が…」「素敵な先生ですね」「なんか泣けた」という感動の声とともに、「娘が小学1年生になる前に知れて良かったです」とこれから子どもを小学校へ送り出すお母さんたちからのコメントも数多く集まりました。

 新1年生の子どもたちには、学校へ行って無事に帰ってくることすら「できて当然」ではないという大切なことを教えてくれる、優しいエピソードですね。

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