有名な思考実験「トロッコ問題(トロリー問題)」の状況を鉄道模型で再現し、「全員助かる方法」の1つの答えとして公開された動画が、Twitterで26万いいねを集めるなど反響を呼んでいます。その手があったか……!
制御不能のトロッコが向かう先に5人の作業員がおり、このままだと彼らが確実に死んでしまう状況で、1人の作業員が確実に死ぬ別路線へとポイント(分岐点)を切り替えるべきかどうか――このトロッコ問題は、倫理における思考実験だと分かっていても、どちらの結果も後味が悪いため、何か別の回答がほしくなってしまうもの。
それに対して投稿主のB作(@Btoretsukuru)さんが提案した“答え”が、トロッコの脱線による急停止……!
トロッコの前輪が右線路を通過した直後にポイントを1回だけ切り替えることで、後輪が左線路に入り、トロッコが強制的に横向きになり動けず停止しています。すごい、これなら誰も犠牲にならずに済む!
B作さんいわく、トロッコに“2軸車”を使ったところがミソなのだとか。例として、車軸が4つ(前に2つ、後ろに2つの計4軸)ある車両の場合、前後それぞれが左右に回転して線路に追従するため、今回の方法では脱線できないそうです。今回の「ワム80000(2軸車)」だと車輪が本体に固定されているので、途中でポイントを切り替えると耐えきれずに脱線するとのこと。
コメントでは「素晴らしい」「これは盲点だった!」「これは最適解な気がする」といった声が寄せられ、また見事なターンに「かっけえええええええ!」「何度も繰り返し見てまうw」と“オチ”のあるネタ動画としても人気を呼び、600万回再生を記録しています。
画像提供:B作(@Btoretsukuru)さん
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すごすぎる。