一見ニッチな「親指だけのソックス」には深い意味があった……! 靴下の穴あき防止という用途に「もっと早く出会いたかった」の声(1/2 ページ)
ユーザーからの要望で誕生したパーツソックスです。
一見するとナゾな親指だけのソックスが、Twitterで「靴下の限界を攻めてるの!?」と投稿され注目を集めています。ユニークな見た目に隠れた実際の用途に「なるほど……!」となる“親指サック”について、開発した靴下屋にお話を伺いました。
話題になったきっかけは、漫画家・瀧波ユカリさん(@takinamiyukari)がTwitterで「靴下屋どうしたの!? 靴下の限界を攻めてるの!? …と思ったら、『爪先を爪で破る人のための親指の指サック』だそうです」と紹介したこと。
見た瞬間に衝撃を受けつつも、同時に、ニッチながら需要がありそうなアイデアに拍手を送っています。
同商品は、Tabioが運営する靴下屋の「親指サック」で、2セット(4枚入り)でレディース/メンズ各550円。日本製。親指の爪が靴下に直接当たらないようにすることで、靴下に穴があきにくくなると紹介されています。
Twitterで靴下を守るためのパーツソックスというアイデアが拡散されると、「買うかこれ…靴下の親指付近、真っ先に薄くなるもんなぁ」「爪が上向きで靴下穴あくの早いので欲しい」「巻き爪人生で短くできないから、これは助かる」と、さまざまな理由で欲しいとの声が寄せられました。
公式販売サイトの商品ページでも、「なんで今までなかったのか」「もっと早く出会いたかった」の声が多数寄せられており、実際に穴あき防止に役立っているとの声、爪を切りすぎないで良くなったとの声、また爪の保護のためや、よく動くので穴があきやすい子どもにも良いという声、また「着けていて心地良い」との意見もあります。
そんな徐々に人気を呼んでいる「親指サック」が生まれたきっかけや反響について靴下屋に伺いました。
――親指の指サックはどのようなきっかけで開発されたのでしょうか?
男性のお客様からの「親指の爪部分が靴下とあたり、破けてしまうので、指サックのような靴下を作ってほしい!」という問い合わせがきっかけで、創業者の号令で開発に動きました。
――販売してからはどうでしたか?
親指のスプーンネイル(※爪がスプーン状に反り返った状態)により履物との摩擦で靴下に穴をあけてしまう方が多いため、その商品の特性を店頭でも紹介しながら販売しておりましたが、全く売れませんでした。
オンラインサイトでしっかりと紹介を入れ販売したところ、ようやくぽつぽつと売れ始めました。今までつま先の5本指タイプはありましたが、女性からは「見た目が格好良くない」や「つま先部分が窮屈」という意見が寄せられたことから、親指のみの商品となりました
――売れ行きや購入者からの反響はいかがでしょうか?
Twitterを見て店頭にお越しになられるお客様はだいぶ増えました。同じような悩みを抱えながら過ごされていたお客様が多くいらっしゃったんだなという事を実感しております
画像提供:Tabio 靴下屋
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懐かしいカラーリング。