全てを筋肉で解決する西遊記の漫画が、天竺まで楽勝の道のりをたどっています。悟りの道も筋肉で解決。
これまでにも赤ずきんちゃんやシンデレラなどをマッチョにしてきた漫画家の赤信号わたる(@GoAkashin)さん(関連記事1、2)。次なるマッチョは、西遊記の三蔵法師です。ムキムキすぎて、頭と体のバランスわるっ!
天界で暴れた孫悟空を「レッツ、悟り」と、石牢を軽々持ち上げて出してやる三蔵。観音様から悟空の頭にはめるように渡された金の輪っか“緊箍児(きんこじ)”も「こんなものなくても、私から逃げようなんて考えませんよね?」と、握りつぶしてしまいました。観音様の宝具が砂粒に……。
三蔵による御仏パンチや救済キックで道中に現れた妖怪たちも難なく蹴散らし、光の速さで天竺に到着。無事にお経をもらうことができたのでした。お供の3人、必要だった?
三蔵は旅で究極の悟りを得ました。それは「筋肉こそ御仏の救い」というもの。三蔵は故郷で“仏'sブートキャンプ”を始め、筋トレという仏の教えで、人々を救ったのでした。筋肉、筋肉(めでたし、めでたしのリズムで)。
なお火焔山の燃え盛る炎は、三蔵の手のひらから繰り出された風圧により、大した苦労もなく鎮火した模様です。芭蕉扇いらなかったみたい。
全てを筋肉で解決する三蔵法師には「肩に天竺乗ってるよー!」「これが少林寺拳法の源か」など、筋肉に導かれた読者からのコメントが届いています。
また、完全コメディの創作漫画ながらも「モデルの玄奘ってこれくらいの脳筋具合じゃなかったっけ」「マジで本物の三蔵法師はこういう気がする。中国インド間を徒歩移動して、氷山行き来してるし」など、ガチ勢からの三蔵法師ムキムキ説が上がっています。興味深い。
作者の赤信号わたるさんは現在『ヤンキー悪役令嬢 転生天下唯我独尊』を販売中で、Twitterに投稿した短編漫画を掲載した無料単行本『赤信号わたるの漫画交差点』も配信中です。
作品提供:赤信号わたる(@GoAkashin)さん
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