結婚70年を迎えた女性が、結婚式でまとったドレスを着て記念写真を撮影――そんな心温まる出来事が、海外メディアで取り上げられ話題を呼んでいます。
ステキな写真で話題となったのは、米サウスダコタ州のメルヴィン・ラバーズさん（91歳）とナンシー・ラバーズさん（86歳）夫妻。孫であるウェディング写真家のアンナ・ベーニングさんが撮影し、自身のブログで詳細を伝えています。
2人は地元のローラースケート場で知り合い、1952年1月6日に結婚式を挙げました。当時ナンシーさんは16歳、ドレスは35ドル、ベールは15ドルで購入したそうです。ドレスを取っておいたのは、「特別なもので、とても気に入っていたから」とのこと。
メルヴィンさんは結婚から3週間後に兵役で海外へ。帰国後はセールスマンとして働き、ナンシーさんは日用品店で働いて5人の子どもを育て、現在は12人の孫、21人のひ孫がいるそうです。
結婚70年記念の写真は、ナンシーさんが結婚式のドレスを、メルヴィンさんが陸軍の制服を着て撮影。ナンシーさんはドレスのサイズがまだ合うことにうきうきしていたとベーニングさんはつづっています。結婚から70年後の妻のドレス姿に、メルヴィンさんは「思い出がよみがえる。良い思い出が」と語ったといいます。
ベーニングさんは2人に聞いた結婚70年の秘訣もブログに記しています。ナンシーさんによると「忘れること、許すこと、人生の状況を最大限に生かすこと」、メルヴィンさんによると「意見が合わないこともあるけれど、そんなときは話し合って答えを見つけ出し、そして蒸し返さないこと」――シンプルながら、なるほどとなる言葉です。
この記念写真のエピソードはPeople誌などに掲載され反響を呼びました。2人の写真を添えて掲載を伝えたベーニングさんのInstagram投稿には「美しい写真」「とても素晴らしい」などのコメントが寄せられています。
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