Twitterに投稿された、“大丈夫”の追求が生きがいの女性とそれに付き合う不思議な生命体のやりとりを描いた漫画が話題になっています。漫画には5月2日現在1万9000件を超えるいいねが寄せられ、共感の声が続々と届きました。
主人公の女性「花田もね」は、ある日大事な”アレ”をどこにしまったか忘れてしまった事に気付きます。しかし、目に見える場所にポンと置いてあったはずの“アレ”は、どこを探しても見つかりません。というのも、もねのお部屋は雑誌やごみ、脱ぎ散らかした洋服などが散乱する、なかなかの散らかり具合だったのです。
「部屋の中にはあるから大丈夫」と自分を鼓舞しながら“アレ”を探しているうちに、過去に見た映画の半券を見つけたり、ティッシュの買い置きがないことに気付いたり、関係のない余計なことに気を取られてしまってどれもこれも手につかない状態になってしまったもね。後にも先にも引けない状態で頭を抱えていると、インターホンが鳴りました。いったい誰が訪ねてきたのでしょうか?
突然の来訪者、それはもねのお友達(?)である芦川さんでした。手土産に発泡酒を持ってきてくれた芦川さんは、もねを一目見るなり“大丈夫じゃない感じ”であることを見抜きます。
その後芦川さんのアドバイスに従い、自分がPC内に残しておいた“片付いている時の部屋の写真”を見て、掃除のモチベーションを上げるもね。やるべき事を3ステップに分類し、着々と1ステップずつ部屋を片付けていきます。
ついにもねは部屋の原状復帰を達成し、片付いた部屋で冷えた発泡酒を味わうという最高のぜいたくを成し遂げます。そしてきれいになった部屋から見事に“アレ”を見つけ出しました。「大丈夫じゃない」から「大丈夫」になったもねの笑顔も、そんなもねの大丈夫を摂取(?)した芦川さんの笑顔も、最高にすてき……!
芦川さんが何者なのか大変気になりつつも、2人の優しいやりとりに心が癒やされるこの漫画には「自分の事かと思って涙が出てしまいました」「「大丈夫になる活動」って、素敵すぎる!」「うちにも芦川さんが来て欲しい」といった、共感のコメントが多数寄せられています。
漫画の作者・井上まい(@omo_mai)さんは、毎週金曜日にマンガ5でもねと芦川さんの日常を描いた漫画「大丈夫倶楽部」を連載中です。4月26日には電子書籍も発売されたので、気になる人はチェックしてみると良さそうです。
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