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ファミコンカセット4256本で描いた巨大マリオでギネス世界記録 約18畳ものファミコンアートがすごい(1/2 ページ)

引いて見ると、ヨッシーにまたがるマリオが……!

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 4256本ものファミコンのカセットを並べて作ったモザイクアートが、「Largest videogame cartridge mosaic(最大のビデオゲームカートリッジモザイク)」としてギネス世界記録に認定されました。その面積なんと32.436平方メートル(京間で18畳弱)……普通のワンルームマンション一部屋より広い!

ファミコンアート さまざまな色のカセットを、縦56・横76個並べて描いたマリオとヨッシー
ファミコンアート 認定証を手にした作者のSakuraさん。背後にもカセットを積み上げて描いたマリオが

 記録を打ち立てたのは、これまでも多くのファミコンアートをTwitterで披露してきたSakura(@hullzion)さん。今回は制作スペースとして借りた体育館に、多彩なカセットを縦56×横76個で敷き詰め、ヨッシーにまたがるマリオを描き出しました。

ファミコンアート

 赤い部分は「燃えろ!! プロ野球」、青は「ベースボール」、緑は「4人打ち麻雀」など、色の表現には同じカセットを多用。部分的には色味の異なるカセットを用いてグラデーションを出すなど、表現力と素材を集める根気に頭が下がります。

ファミコンアート 赤い部分に「エキサイトバイク」や「忍者くん」を織り交ぜて微妙な差を付けている
ファミコンアート 赤の「燃えプロ」エリアが壮観。逆にカセットが黒いゲームはナムコ作品などバラエティ豊富で、よく見るといろいろ懐かしいタイトルが出てきて楽しい
ファミコンアート ヨッシーの鼻面にあたる、4人打ち麻雀を大量に並べる制作風景

 2021年10月に完成した作品は、ギネスワールドレコードの審査を経て、翌年3月に世界記録に認定。Twitterで多くの祝福を受けたSakuraさんに、ファミコンへの思いを聞きました。

―― ファミコンアートを始めたきっかけは?

Sakura 誰もやってないことをやりたいと考えていた時に思い付きました。2015年に制作したマリオのアートが始まりでした。

―― コレクションを始めたのはいつからですか

Sakura ファミコンは幼少期から20本ほど所持しておりまして、中学時代から本格的に集め始めました。まわりはプレステで遊んでいたころです。幼少期にプレイしていたゲームが中学になっても色あせることなく楽しめたので、他にも面白いゲームがあるに違いないと思い、集めてみようと思いました。

―― 最も入手困難だったタイトルは?

Sakura アートを始める前、ファミコンソフトのコンプリートを目指したときは700本ほどで挫折していて、実はあまりレアソフトには手をつけていません。

 そんななかでも、今や7万円以上で取引されることもある「サマーカーニバル'92 烈火」を、7年ほど前にリサイクルショップで280円で手に入れられたのは印象深いです。レジに持って行くまで手が震えてました(笑)。

―― コンプリートを目指していた時期もあったんですね。かかった費用の総額は……?

Sakura スタートが幼少期なので僕も正確には分かりませんが、基本的に「110円以下の品しか買わない」と決めているので、概算はできそうです。ネットオークションで「ジャンク250本セットを12000円(1本あたり48円)」といったケースもありますが……全4256本を1本110円で単純計算すると恐ろしいですね(笑)。

―― コレクションのなかで一番好きなゲームはどれですか?

Sakura アクションゲームが好きでして、1番を決めるのは難しいですが「ロックマン2」や「火の鳥 鳳凰編 我王の冒険」が好きですね!

作品提供:Sakura(@hullzion)さん

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