4256本ものファミコンのカセットを並べて作ったモザイクアートが、「Largest videogame cartridge mosaic(最大のビデオゲームカートリッジモザイク)」としてギネス世界記録に認定されました。その面積なんと32.436平方メートル(京間で18畳弱)……普通のワンルームマンション一部屋より広い!
記録を打ち立てたのは、これまでも多くのファミコンアートをTwitterで披露してきたSakura(@hullzion)さん。今回は制作スペースとして借りた体育館に、多彩なカセットを縦56×横76個で敷き詰め、ヨッシーにまたがるマリオを描き出しました。
赤い部分は「燃えろ!! プロ野球」、青は「ベースボール」、緑は「4人打ち麻雀」など、色の表現には同じカセットを多用。部分的には色味の異なるカセットを用いてグラデーションを出すなど、表現力と素材を集める根気に頭が下がります。
2021年10月に完成した作品は、ギネスワールドレコードの審査を経て、翌年3月に世界記録に認定。Twitterで多くの祝福を受けたSakuraさんに、ファミコンへの思いを聞きました。
―― ファミコンアートを始めたきっかけは?
Sakura 誰もやってないことをやりたいと考えていた時に思い付きました。2015年に制作したマリオのアートが始まりでした。
―― コレクションを始めたのはいつからですか
Sakura ファミコンは幼少期から20本ほど所持しておりまして、中学時代から本格的に集め始めました。まわりはプレステで遊んでいたころです。幼少期にプレイしていたゲームが中学になっても色あせることなく楽しめたので、他にも面白いゲームがあるに違いないと思い、集めてみようと思いました。
―― 最も入手困難だったタイトルは?
Sakura アートを始める前、ファミコンソフトのコンプリートを目指したときは700本ほどで挫折していて、実はあまりレアソフトには手をつけていません。
そんななかでも、今や7万円以上で取引されることもある「サマーカーニバル'92 烈火」を、7年ほど前にリサイクルショップで280円で手に入れられたのは印象深いです。レジに持って行くまで手が震えてました(笑)。
―― コンプリートを目指していた時期もあったんですね。かかった費用の総額は……?
Sakura スタートが幼少期なので僕も正確には分かりませんが、基本的に「110円以下の品しか買わない」と決めているので、概算はできそうです。ネットオークションで「ジャンク250本セットを12000円(1本あたり48円)」といったケースもありますが……全4256本を1本110円で単純計算すると恐ろしいですね(笑)。
―― コレクションのなかで一番好きなゲームはどれですか?
Sakura アクションゲームが好きでして、1番を決めるのは難しいですが「ロックマン2」や「火の鳥 鳳凰編 我王の冒険」が好きですね!
作品提供:Sakura(@hullzion)さん
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参考価格は1万8480円。