小学校6年生の息子の机を見てみると、勉強に必要な教科書が1冊もなく……。勉強道具の意外な在りかを描いた漫画がTwitterに投稿され、「こういうの憧れる」と話題を呼んでいます。発想がすてき!
漫画の作者は、『小学生男子は本日も晴天なり!』などの作品を手掛ける漫画家のひこちゃん(@YOTUGINOKO)さんです。
少し前に祖父に机とベッドを買ってもらった息子くん。机や引き出しはベッドの下に収納できるタイプで、部屋も少し大人っぽい感じになってきました。
新しい家具を迎えてしばらくしたある日、息子くんが整理した引き出しをひこちゃんさんに見せてくれました。引き出しの1段目には特に大事なものを入れているという息子くん。そこには、息子くんのゲームコレクションがきれいに納められており、ひこちゃんさんも感心します。しかし、続く2段目、そして3段目も引き出しの中身は空。いったい、教科書など学校に必要な道具はどこに行ってしまったのでしょうか。
ひこちゃんさんが机の下を見てみると、そこには本を立てられそうな収納が。何かがぎっしり詰まっているように見えます。ここに教科書があるのでは……と近づいてみると、並んでいたのは『1日外出録ハンチョウ』『中間管理録トネガワ』全巻でした。小学生にしては渋いチョイスに思わず笑ってしまいます。面白いけども!
まさか、学校に教科書を全て置いて「置き勉」しているのでは……と不安になるひこちゃんさん。すると、息子くんがおもむろに「あしたの学校の準備でもするか」と動き出したではありませんか。
息子くんの行動を見守っていると、向かっていったのはなんと机の下。そう、息子くんはベッドの下の空間を利用して、自分だけの秘密基地のような小部屋を作っており、教科書や勉強道具はここに収納されていたのです。
驚くひこちゃんさんを、「お父さんもちょっと入ってみな」と小部屋に招く息子くん。中には、大きなビーズクッションも設置されており、居心地はなかなかのものです。「こんなキラキラした発想 大人になってすっかり忘れてたな…」と感動するひこちゃんさん。しかしそれもつかの間、小部屋に落ちていたほこりをコロコロで掃除する息子くんを見て、その生活感あふれる様子に現実に引き戻されるのでした。
心ときめく秘密基地を自ら作り出した息子くん。こんな空間があると、思わず誰かに自慢したくなってしまいそうです。この漫画には、「こういう発想 いつの間にか忘れてた」「こういう秘密基地みたいなのすごく好きです」と息子くんへの称賛のコメントが。大人になっても、こうした遊び心を忘れたくないものですよね。また、「漫画のチョイスがかなり尖ってる」「ハンチョウとトネガワが好きな小学生がいると知れて幸せです」といった声も集まりました。
ひこちゃんさんは、Twitterのほか、Instagram(yotuginoko)や、ブログ「それ描け!ひこちゃん」で息子との日常を描いた漫画を公開中です。
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