保護した子猫たちのお世話をする先住犬が米・フロリダ州で撮影され、YouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で82万3000回再生を突破。「ワンコが子猫に興味を示す姿が愛らしい!」「このワンコがお手本を見せたから他の動物たちも子猫にやさしくできたんだろうね」などのコメントが寄せられています。
2匹の猫と2匹の犬と一緒に暮らしている「Megan」(メーガン)さんは、ある日、外で生まれて間もない子猫たちを発見。すぐに母猫を探しましたが、その姿はなく、メーガンさんは子猫たちを保護することを決めました。
子猫たちを家に連れて帰ると、先住犬の「Kona」(コナ)はすでにドアの前で待っていたそうです。まるで「私に子猫たちのお世話をさせて! 私の赤ちゃんよ!」と言っているようだったとメーガンさんは振り返ります。
メーガンさんはバスタブにブランケットやクッションを敷き詰めて、そこで子猫たちの世話をすることに。コナもバスタブに入って子猫たちをみてくれました。グルーミングをしたり、一緒に遊んだり、子猫たちを鼻でやさしく突いたりと、コナの行動は愛情にあふれています。子猫たちを見つめる瞳がとっても優しく、子猫たちのことを気に掛けているのが分かります。
しばらくして、先住犬の「Grizzly」(グリズリー)と先住猫の「Tuna」(ツナ)と「Mahi」(マヒ)にも子猫たちを紹介。子猫たちがバスタブから出て自由に行動できるようになってからも、コナは子猫たちのそばにいたそうで、メーガンさんはそれを「ツナ、マヒ、グリズリーが子猫たちにどう接するかを監視していた」と推測しています。
しかしコナの心配は杞憂に終わりました。グリズリーたちはコナの態度から子猫たちとの接し方を学んだようで、彼らもとても優しく接し始めたのです。また、コナが子猫たちと遊び始めると、グリズリーたちもやってきて子猫たちと遊び始めるのだとか。コナは子猫たちとグリズリーたち両方にとって、立派な先生ですね。
その後、ついに子猫たちを里親に出すときがやってきました。すでにメーガンさん宅には犬と猫あわせて4匹暮らしていたため仕方のないことですが、コナの寂しそうな表情をみると胸が締め付けられます。もちろんコナだけでなく、メーガンさんや他の犬と猫たちも寂しい気持ちでしょう。メーガンさんは「今回の経験でコナの社交性がぐっと高まりました。コナは本当に優しい子です」と締めくくりました。
種を超えて、そして後からやってきた子猫たちへの愛あふれるコナの姿に、大きな癒やしをもらう動画でした。
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