保護した鳥と暮らすワンコに“母”の意識が芽生え…… 母乳を出して育てる姿が「泣いてしまった」と話題に【豪】(1/2 ページ)
助け助けられたことをお互いに理解している。
ワンコが瀕死の鳥を見つけ、飼い主さんが保護。献身的にお世話をしたワンコと助けられた鳥に母娘の絆が芽生えていく様子が豪クイーンズランド州クーメラで撮影され、YouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で84万2000回再生を突破。「泣いてしまった」や「この動画の美しさを表現する最適な言葉がない」などのコメントが寄せられました。
ワンコの名前はスタッフォードシャー・ブル・テリアの「Peggy」(ペギー)です。いつも通り散歩に行ったある日、ペギーは瀕死の小さなマグパイ(カササギフエガラス)を発見しました。飼い主のJuliette(ジュリエット)さんは、マグパイが巣から落ちてしまったのだと思い、マグパイの両親を探しました。
すると、木の上に両親らしきマグパイの姿を発見。野鳥にむやみに手を出すのはよくないと判断し、ジュリエットさんはマグパイの両親が助けるのを待ちました。しかし2時間待ってみても、両親は子どもを助けません。
巣から落ちた子どもを見捨てるのは野生ではよくあること。だからといってジュリエットさんは瀕死のマグパイを見捨てることはできず、野生動物の専門家に連絡をして、マグパイを保護することに決めました。専門家に言われた方法を試しながら、マグパイの様子を見守ったジュリエットさん。マグパイは1週間ほどで徐々に回復していったと振り返ります。
元気になったマグパイはペギーに関心を示すようになりました。最初はマグパイを遠巻きに見守っていたペギーもだんだんと慣れてきて、一緒に寝転ぶようになり、信頼関係が構築されました。
その信頼関係は徐々に変化していきます。なんとペギーが母乳を出すようになったのです。ジュリエットさんは最初、ペギーが妊娠したのかと思い動物病院に連れて行きましたが、妊娠はしていませんでした。驚くべきことに、ペギーはマグパイを我が娘だと思い、マグパイを育てるために母乳を出したのです。
ジュリエットさんいわく、「マグパイ自身もペギーの娘だと思っている」とのこと。ペギーの母乳を飲み、ペギーのマネをして、目覚めた瞬間から眠るまでずっとそばを離れないそうです。母娘の絆が芽生え、それがどんどん深まっていく美しさに涙が出ます。
ジュリエットさんは当初、マグパイがいつでも野生に戻れるように、家の窓を全開にして自由に飛び出せる環境を作り、名前も付けていませんでした。しかしこれまでの様子を見て、マグパイはこれからもペギーと一緒に暮らしていきたいのだと判断し、ジュリエットさんはマグパイに「Molly」(モリー)と名付けました。今でもペギーとモリーは、ジュリエットさん宅で母娘のように仲良く暮らしています
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かわいくて、とってもかしこい。