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人気動画ジャンル「ゆっくり茶番劇」を第三者が商標登録し年10万円のライセンス契約を求める ZUNさん「法律に詳しい方に確認します」(1/2 ページ)

大きな騒動となっています。

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 動画投稿者の「柚葉」さんが、動画サイトで人気のジャンル「ゆっくり茶番劇」の商標権を取得し波紋を呼んでいます。今後ゆっくり茶番劇の商標を使用する際は、商標使用許可申請書の提出と年間で10万円(税別)の使用料が必要になると主張しています。

ゆっくり茶番劇書評登録 ゆっくりに新たな騒動が(画像はニコニコ大百科から)
「ゆっくり茶番劇」商標使用に関する要綱

 ゆっくり茶番劇は、同人サークルである上海アリス幻樂団が展開する「東方Project」の二次創作。同じ東方Projectの二次創作“ゆっくり”シリーズからの派生系となります。

 そんなゆっくり茶番劇の商標権を取得した柚葉さんは東方Projectの原作スタッフではないため、「東方Projectの二次創作ガイドラインに反しているのでは」「ゆっくり茶番劇が衰退する」など批判的な声が寄せられました。また、柚葉さんがUUUM CREAS所属であるためUUUMにも批判する声が上がっていますが、UUUM CREASは申請すれば誰でも加入できるサポートプラットフォームとなります。

 柚葉さんはこの件の問い合わせについて、公式サイトの問い合わせフォームからのみ受け付けるとのこと。ただし5月15日18時45分現在、サイトはアクセス過多のためか接続しにくい状況となっています。

 また、この商標権取得について、東方Project原作者であるZUNさんは「法律に詳しい方に確認します」とコメント。ニコニコ代表のくりたしげたかさんは、「ニコニコの投稿者にどのような影響があるのか週明けに法務部に確認します」「ニコニコから公式に見解を出す必要があるのか、何かニコニコとしての対応が必要なのかについては法務確認を持って判断します」とコメントしています。

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