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「ゆっくり茶番劇」商標取得者が「使用料の支払いは不要」 権利は保持すると主張(1/2 ページ)

年間10万円から一転して。

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 動画サイトで人気のジャンル「ゆっくり茶番劇」の商標権を取得し、波紋を呼んでいた動画投稿者の「柚葉」さんが5月16日、一転して「使用料の支払いは不要」とする方針を明らかにしました。

 柚葉さんは15日に、「ゆっくり茶番劇」の商標権を取得したと発表し、ライセンス契約と年間で10万円の使用料が必要になると主張していました(関連記事)。

人気ジャンル「ゆっくり」をめぐる騒動(画像はニコニコ大百科から)

 ゆっくり茶番劇は、東方Projectの二次創作“ゆっくり”シリーズからの派生系。柚葉さんが東方Projectの原作スタッフではないことから、商標の取得に対して批判的な声が多くあがっていました。

 東方Project原作者ZUNさんが「法律に詳しい方に確認します」とコメントし、ニコニコ代表のくりたしげたかさんが法務部に確認すると表明する事態となり、また16日には取得の代理を請け負った海特許事務所がおわびコメントを公表しています(関連記事)。

特許情報プラットフォームで公開されている「ゆっくり茶番劇」商標

 柚葉さんは、「皆様からのご意見を受け、関係各所と再検討しましたところ、使用料のお支払いは不要と定めることに決定致しました」と発表。ライセンス契約は不要とするものの、「権利は当社のものとして存続いたします」としており、商標権は柚葉さんが保持するとしています。

 Twitterでは、商標を柚葉さんが保持することについて「お金を取らないからいいでしょ?で解決するような話じゃないと思います」「赤の他人が創り上げてないものに権利を持つ事、それ自体が間違っている」「我々が求めることはそこではない」など批判が続いています。

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