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「相国最中」などで知られる和菓子屋「紀の国屋」(東京都)は5月16日、同日をもって廃業したことを発表しました。
同店は1948年創業で、多摩地域を中心に東京・神奈川に23店を展開。東京商工リサーチによると、2004年5月期に売上高がピークとなった後は需要の減退や競合激化で売上が減少。その間たびたび赤字を計上し、また1993年に本店工場を移転した際の借入金の負担も大きく、資金繰りが逼迫。コロナ禍の影響もあり業績回復の見通しが立たずに、東京地裁に破産申請したといいます。
同店は「力が至らず残念な結果となってしまいました」と述べ、顧客への感謝をつづっています。
Twitterでは突然の廃業の知らせに「とても残念です」「突然ではなく、猶予が欲しかった」「もう食べられないの?」など悲しみの声が寄せられています。
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