元日本代表・乾貴士、セレッソ大阪との契約解除は“お互いにとって良い選択” 急なチーム離脱に「何でここまで拗れてしまった?」(1/2 ページ)
今シーズンからエースナンバー「8」を背負っていました。
J1の「セレッソ大阪」(以下、セレッソ)は6月9日、チームに所属していたサッカー元日本代表・乾貴士選手を双方合意のもとで同日付の契約解除にすると発表。森島寛晃社長がチームを代表し、「今日に至るまで多大なる貢献をセレッソにもたらしてくれました」「契約解除とはなりましたが、乾選手には感謝の思いでいっぱいです」とコメントしています。
乾選手は2007年に横浜F・マリノスへ入団後、2008年6月にはセレッソへ期限付き移籍。活躍が認められて完全移籍を果たすと、2009年11月のザスパ草津戦では、1試合4得点を決めるなど、セレッソ大阪の4年ぶりJ1昇格へ貢献しました。
2011年8月からドイツとスペインのクラブを渡り歩いた後、2021年8月末に古巣のセレッソへ復帰。2022年4月2日に行われた川崎フロンターレ戦では、相手チームのホーム無敗記録をストップするなど、変わらぬ活躍を続けていました。
しかし、4月5日の柏レイソル戦において、「後半途中に交代を命じられた際にサポーターの皆様の前で暴言を吐くなど不服な態度を示した」「試合後にチーム規律・秩序を乱す行動が確認された」との理由で、クラブから6試合出場停止とされており、処分明けの練習にも継続して不参加。森島社長らとの会談も不調に終わったことが報じられていました。
乾選手はセレッソ公式サイトを通じて声明文を発表。処分前に起こした自身の振る舞い、突然のチーム退団を謝罪した上で、練習に復帰できない状況がなかなか整わない中、大好きなサッカーを続けていくために「一度セレッソとの関係をリセットすることがお互いにとっての良い選択という結論になりました」と説明しています。
セレッソを離れた後もチームを応援していくとした乾選手。自身のTwitterでも退団のいきさつを説明した後、「大好きなセレッソを強くしたいと思って帰ってきましたが、力になれずすいませんでした」と投稿していました。
乾選手の急なチーム離脱の報に、サポーターからは「1サポーターとしては納得できない」「びっくりしたくないけど残念です」とショックを隠しきれないといった声の他、「実際のところ、何でここまで拗れてしまったのだろう??」「お互い歩み寄れなかったんですかね」と契約解除にまで至ってしまったてんまつを残念がる声も。乾選手が今後どのような選択をするのか、サッカーファンの注目が集まっています。
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