行く当てもなく孤独でずっと気を張って生きてきた子猫が、保護された先で少しずつ人間とふれ合い、1カ月で甘えん坊さんになった記録がYouTubeで公開されています。子猫の頑張りと保護主の愛情に「甘えられるようになって良かった」「涙が出ました」と感動する声が寄せられ、動画は記事執筆時点で29万回再生を超えています。
夫婦で2014年から保護活動を行っているYouTubeチャンネル「にこねこ【保護猫の保育園】」さんのもとにやってきたのは、まだ幼い黒猫の「ポポ」ちゃん。食料品倉庫をさまよっているところを保護されました。
臆病な性格で人間を怖がっており、近づくと「シャー」と威嚇するポポちゃん。ご飯をあげるときも隠れてしまったり、ケージの端っこや隙間で固まってしまったり。それでも保護主さんの指の匂いをかぐ場面もみられ、ポポちゃんなりに勇気を振り絞っているのが伝わってきます。
無理せずゆっくりコミュニケーションをとっていると、4日目にはお返事してくれて、前足でタッチしてくれるようになりました。2週間過ぎたころになると、保護主さん夫婦の「大丈夫?」「かわいいねポポ」「がんばってるね〜」といった優しい声と思いが伝わってきたようで、それまで逃げていたパパの手をなめてくれるように……!
さらに直接目が合わなければナデナデもさせてくれるようになり、徐々にではありますが確実に心の距離が縮まっていきました。
そして保護から1カ月後には、ポポちゃんが自分から保護主さんに身体を寄せ、ぐりぐりと積極的に甘えるまでに。「ひとりで頑張ってきたんだもんね」「ポポちゃんもうひとりじゃないよ」と声を掛けながらなでる保護主さんと、今まで我慢していた気持ち全部で甘えるようなポポちゃんの姿に胸がいっぱいになります!
「にこねこ【保護猫の保育園】」さん夫婦(Twitter:@niconeko2575)は、保護猫や保護活動について多くの人に知ってもらうため、YouTubeでその様子を公開。個人での活動として「年寄りになるまでに、夫婦で100匹の子達を助けられたらいいね」という目標を立てており、すでにこれまでの保護頭数は80匹を超えています。
ちなみに、今回ポポちゃんが心を開くまでの間には、これまでに保護された猫たちの協力もあったようです。みんな最初は人慣れしていなかったところからスタートし、いまでは人間好きな猫ちゃんに(関連記事)。そんな彼らを見て、安心して甘えて大丈夫と感じてくれたのかもしれませんね。
画像提供:YouTubeチャンネル「にこねこ【保護猫の保育園】」さん
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