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「食べログ」に損害賠償命令 「点数不当に下げられた」と飲食チェーンが訴訟
訴訟を起こしたチェーンは「独占禁止法上の差別的扱い」「独占禁止法上の優越的地位の濫用」と主張していました。
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レストラン検索・予約サイト「食べログ」がチェーン店の点数を不当に下げているとして飲食店チェーンが起こした訴訟で、東京地方裁判所は6月16日、食べログを運営するカカクコムに損害賠償の支払いを命じました。
訴訟は2020年5月に飲食店チェーンを運営する韓流村が起こしたもの。食べログがチェーン店のみ点数を差別的に下げる不当なアルゴリズムを運用しており、「独占禁止法上の差別的扱い」「独占禁止法上の優越的地位の濫用」に当たると主張していました。同社は食べログの2019年5月21日の点数アルゴリズムの変更で、運営店舗の点数が下落し、来店客が減少し損害をこうむったとして6億3900万円の損害賠償などを求めていました。
東京地裁はカカクコムに対し、3840万円の損害賠償支払いを命じました。同社は「判決文の内容を詳細に確認した上で、今後の対応について検討いたします」と述べています。
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