ポケG○してたら破水→「出、出〜!!」 限界オタク母による“息子ログイン”のエッセイ漫画に「草生えた」「オタクってすごいな……」の声(1/2 ページ)
10万円のタンスというパワーワード。
漫画家のしののめのよこ(@simeyoco)さんがTwitterに投稿した、限界オタクによる子育てエッセイ漫画が話題になっています。投稿は記事執筆時点で3000件以上リツイートや引用リツイートされ、5000件のいいねが寄せられました。あふれ出る“オタクあるある”に思わず深くうなずいてしまう……!
夫と息子、そして猫ちゃんと暮らしているしののめさん。出産前は二次元の推しにお金や時間、気力など持てる全てを突っ込んでいた「二次活全振りのオタク」だったそうです。しかも旦那さんもなかなかのオタクのためストッパーがおらず、何一つ不自由のないオタクライフを送っていたのだとか。
そんな日々を過ごす中、しののめさんの実家から物資とともに「孫の顔はまだか」という圧力がこもった手紙が届きます。今の生活が楽しすぎて子どものことを考えていなかった夫婦ですが、人間を育てるなら早い方が良いだろうという判断し、あれよあれよという間に子どもを授かりました。
子どもを育てるために必要と言われる資金をソシャゲのガチャに換算したり、オタ活を控えながらも10万円の音が出るタンスを買うと参加できる推しの握手会にだけは参加したりしながら月日は流れ、ついに迎えた正産期。
お医者さんから「子宮口が開いていないので運動してください」と言われて“モンスターを集める位置ゲー”をはじめたところ、間もなく破水して入院。その後無事に出産し、夫婦のもとにめでたく息子が誕生したのでした。
そして退院後、今までの夫婦の生活に息子が加わった生活が始まります。3時間ごとに目覚める息子にミルクを作って飲ませ、飲み終えたらゲップを出させて眠るまで揺り動かす……そんな生活を繰り返すうちに、しののめさんは“赤ちゃんを育てることは修行である”と気付いてしまいます。
息子がまとまった時間寝るようになるまであと3カ月程この生活が続くと知り、「ソシャゲのイベントでスタミナが回復するたびに起床してゲームをプレイするアレを3カ月も繰り返すのか」「同人誌の原稿は落としたら一瞬で楽になれるのに」……と、思わず遠い目をするしののめさん。
その後も子どもに合わせた壮絶な生活にくたくたになってしまい、息をするように課金をしていたソシャゲすらログインのみを続ける状態に。楽しみにしていたコラボカフェにも行けないと嘆く日が続きました。しかし、唯一の楽しみであった深夜アニメで新たな萌えを見い出し「最高の育児グッズは深夜アニメだ」と理解したんだとか。
そして生後3カ月ごろ、聞いていた通り息子はまとまった睡眠をとるように。すると息子が寝ている横でスマホ片手に“推しカプの二次創作”探しも捗るようになり、「推しを摂取すると息子にちょっかいを出したくなる」→「息子と遊ぶと推しを吸いたくなる」→「推しを……」という永久機関が誕生したのです。人間の欲望には限りがない……!
しかし、その欲望に忠実に従ったしののめさんが同人誌を通販しようとしたところ、欲しかった作品が完売していたという悲しい事実にぶち当たります。そこで「現地に買いに行けばいいのでは?」と気付いたしののめさんは即行動。夫に「推しかプの同人誌買いたいから1日出かけていい!?」と聞いてみると、夫に「いいよぉ」と一発OKをもらい、1年ぶりの戦地(国際展示場)に赴くことになったのです。
果たして1年ぶりの戦場でお目当ての同人誌を購入できるのか、そして無事に帰還できるのか……続きの第2話はしののめさんのTwitterで公開中です。
漫画の作者・しののめのよこさん(@simeyoco)は、毎週木曜日にマンガよもんがにて「人生に息子がログインしましたが、今日も限界ヲタクです。」を連載中。6月8日に発売された同作のkindle版にはおまけ漫画も付いているので、気になる人はチェックしてみると良さそうです。
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