小さなバケツに入り、水族館スタッフさんたちの朝礼に混ざる赤ちゃんペンギンの写真がTwitterに投稿されました。投稿は記事執筆時点で、1万件のリツイートと、2万6000件のいいねを獲得しています。
写真が撮影されたのは、すみだ水族館(東京都墨田区)。同館では毎年ペンギンの赤ちゃんが生まれており、2021年の誕生時も話題になりました。
今回の主役は、2022年4月14日に生まれた「だいふく」さん(性別はまだ不明)。母親の「イチゴ」ちゃんと、すみだ水族館生まれである父親の「はなび」くんのあいだに生まれた、初の2世ペンギンなのだとか。そんなだいふくさんが登場したのは、開館前に行われるスタッフさんの朝礼です。
バケツに入って周りを眺めているだいふくさんは、スタッフの視線を一身に集めています。バケツにちょこんと入っている姿がかわいくて、写真を見ているだけで笑顔になってしまいますね。
小さなゲストが参加した朝礼風景には「スタッフさんのやる気爆上がりですね」「こんなのがエントランスにいたらかわいくて動けなくなりそう」とうらやむ声が寄せられています。朝からこんなすてきな子に出会えたら仕事も頑張れそうですね!
だいふくさんが朝礼に参加した理由は、館内の環境に慣れる練習の一環だったそうです。2022年6月25日には、だいふくさんのプールデビューが行われる予定なので、だいふくさんに会ってみたい人は訪れてみるといいかもしれません。
かわいいだいふくさんについてさらに知りたくなった編集部では、「すみだ水族館」の担当者に話を聞きました。
――だいふくさんのプロフィールを教えてください
担当者:現在の体重は3キロ超え。はなびとイチゴの愛情をいっぱい受けて育ちました。性格は好奇心旺盛で、怖いもの知らずのようです。
――朝礼でのだいふくさんの反応や、スタッフさんのリアクションなどを教えてください
担当者:参加したスタッフからは歓声があがりました。朝からうれしいサプライズになったようです。ちなみに、だいふくはじっとしていました。
――同じ時期に誕生した「こまり」さん、「しらたま」さんも朝礼に参加することはありますか
担当者:こまりとしらたまも館内を巡ることになったときは、参加することがあるかもしれません。
――バケツに入れて運んでいるのは、何か理由があるのでしょうか
担当者:バックヤード以外の館内の環境にも慣れさせるために、館内の様々な場所を巡っているのですが、この時期はしっかりとは歩けないので、安全面も配慮しバケツで移動しています。
――ツイートが話題になった感想を教えてください。またすみだ水族館のおすすめポイントを教えてください
担当者:すくすくと成長する姿を見守っていただけるのは大変うれしく思っています。だいふくは6月25日に展示プールデビューを予定しておりますので、引き続き見守っていただけますと幸いです。
すみだ水族館では「近づくと、もっと好きになる。」をコンセプトに館内での体験が“好き”につながるような展示や企画をこれからもしてまいります。ご来館お待ちしております。
(了)
同館の公式Twitterアカウント(@Sumida_Aquarium)では、プールデビューに向けて水に慣れようと頑張る姿も公開中です。だいふくさんに「頑張っててえらい」と声をかけたくなりますね。
2022年で開業10周年を迎えた同館。先日行われた開業10周年セレモニーでは、墨田区長から同館生まれのペンギンたちに「特別住民票」が授与されました。また同館では5月から「ペンギンのいる街プロジェクト」が進行中。これからも楽しい企画やペンギンたちの成長から目が離せません。
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