企業の公式YouTubeチャンネルに、なぜか錯視動画がずらり――わかさ生活のYouTubeチャンネルが「公式とは思えない」と話題です。一風変わった動画を投稿するようになった背景は? 担当者にインタビューしました。
話題となったのは、わかさ生活の公式YouTubeチャンネルに5月12日、突如として投稿された「どの球もよく見れば直線に」というショート動画。色とりどりの球が輪になって回転しているように見えますが、実は1つ1つの球は直線的な往復運動しかしていないという錯視を紹介する内容になっています。
その後も続々と錯視動画が投稿されていき、チャンネルの動画欄はいつの間にか錯視だらけに。過去の動画と比べてみると、乗っ取られたのかと思うほどの様変わりです。
これらの動画に対して、視聴者からは「わかさ生活【公式】は草」「どこの物理のYouTubeチャンネルかと思ったらまさかのわかさ生活w」などの声が殺到。いきいきとYouTubeを満喫する様子に、「わかさ生活、めちゃくちゃユーチューバーやん」との声も寄せられています。
どうしてこのような錯視動画を投稿するようになったのか? その背景についてわかさ生活公式チャンネルの担当者に話を聞いてみました。
―― なぜYouTubeで錯視動画を投稿することになったのでしょうか。また、錯視動画を投稿するとなった際、社内の反応はどうだったのでしょうか?
わかさ生活: 広告が忌避される時代のため、普通に宣伝しても興味をもってもらえないと思い、目の総合健康企業として少しでも楽しんでいただけるコンテンツかつインパクトのある錯視の動画を投稿しようと思いました。社内の反応は意外と寛容で、すぐ伸びたのもあり応援していただけました。
―― コメント欄では「公式だと思わなかった」というツッコミが殺到していますが、反響へのお気持ちをお聞かせください。
わかさ生活: 動画を楽しんでいただいた後に「よく見ればわかさ生活!」ってなってもらえたらと思い、企業の宣伝感を消した投稿にしたので、計画通りですね……(ニヤリ)。
―― 動画は誰がどのように制作しているのでしょうか。社内に専用の担当者やチームがあったりするのでしょうか?
わかさ生活: チームはありません。業務の間に1人でちまちまと制作しています(笑)。制作には、3DCGや編集ソフトを使っています。
―― おひとりでやられているんですね……! 驚きです。撮影や編集において大変だと感じる点は何でしょうか。また、企業として動画を投稿していく上で気を付けていることはありますか?
わかさ生活: コンテンツを決めてしまえばそんなに時間はかからないので、制作より分析と調査が大変です。企業が何を伝えたいかというより、ユーザーが何を見たいかというのを意識して投稿しています。
―― 最後に、今後はどんな動画を投稿していく予定なのか、展望をお聞きしたいです。
わかさ生活: 基本的には見え方の不思議や、社内の温度感が伝わる投稿をしていくつもりです。良い意味で期待を裏切れるような驚きのある動画を作っていきたいです。
わかさ生活では、YouTubeだけでなくTikTokも運用しているとのこと。今後の活動にも期待です。
わかさ生活(YouTube/TikTok/Twitter/公式サイト)
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