セブン-イレブンのお菓子「NOW RIVER」が「ハッ、“今川”焼き!」とじわじわ話題 名前の由来を聞いてみた(1/2 ページ)
「今川焼き」か「大判焼き」か「回転焼き」か……と、呼称で争わなくて済むかもしれない。
近ごろセブン-イレブンに新登場した冷凍食品「「NOW RIVER」」がTwitterでじわじわと話題を呼んでいます。「NOW」は「今」、「RIVER」は「川」――つまり「今川焼き」ってこと!?
「NOW RIVER」は、厚い円盤形の生地にクリームが詰まったお菓子。「濃密キャラメル焼」と「濃厚ショコラ焼」の2種類があり、価格はそれぞれ178円(税別)です。
中身こそ独特ですが、形式としてはまるっきり今川焼きや大判焼きの類。これを少々ひねって「NOW RIVER」と名付けるセンスには、Twitterで「ハッ 今川! と気がついたときの私の気持ち、アナタ分かりますか?」などと感心する声が上がりました。
また、今川焼き自体、地域や商品によって「大判焼き」「回転焼き」「おやき」「二重焼き」「太鼓焼き」など、呼び方が異なる品(参考:ニチレイの今川焼特集ページ)。ゆえに、新たに「NOW RIVER」と名付けることで、呼称による争いを回避しようとしているのではないかと推測する人もみられます。それはそれで、なぜ「BIG SEAL(大判)」ではないのかといった話にもなりそうだけれど。
セブン-イレブンに詳細を聞いたところ、「NOW RIVERは今川焼きと見た目は似ていますが、全く異なる商品」とのこと。あんこを生地で包んだ昔ながらの「おやつ」である今川焼きに対し、濃厚なクリームを使った「とっておきのスイーツ」として発売したそうです。
こうしたコンセプトの下、今川焼きの良いところを残しつつそれまでのイメージを一新したいがため、「NOW RIVER」とした――これが命名の理由。販売は首都圏の一部で6月13日ごろから開始しており、7月中には全国に拡大されるとのことです。
取材の結果、公式の見解は「今川焼きとNOW RIVERは似ているが別物」と判明しました。ただ、NOW RIVERは食品である以上、食品表示法に則って「その内容を表す一般的な名称」を表記しなくてはならないわけで、パッケージの裏には「名称 今川焼」と記載されています。
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