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世界遺産の法隆寺は7月29日23時00分、維持管理費や諸経費をまかなうために実施していたクラウドファンディングの支援募集を締め切りました。支援募集は6月15日から開始しており、約1カ月半での支援総額は約1億5000万円。当初の目標金額である2000万円の7倍以上におよびます(関連記事)。
クラウドファンディングを開始したのは、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大の影響で、年間の拝観者数が激減し、境内全域の設備点検を含むメンテナンスなどの維持管理費をまかなえなくなってしまったことによるもの。
法隆寺によると、2020年度・2021年度は未指定である建造物や宝物の修理などを可能な部分は先延ばしにして、維持管理費を約50%にまで節減していました。が、このまま同じような状況が続けば法隆寺の運営を維持することが難しいと考え、クラウドファンディングに踏み切りました。
クラウドファンディングの反響は大きく、目標金額は当初2000万円としていましたが、開始からわずか1日で目標金額を達成。また、支援が相次ぐあまり、準備していた返礼品がなくなるという事態も発生してしました。支援者からは「頑張ってください」「落ち着いたら必ず行きます!」などの声が寄せられています。
※画像は法隆寺によるクラウドファンディングのページ「世界遺産法隆寺ー1400年の歴史遺産を未来へー」より
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