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ドワンゴは7月29日、FC2などを相手取って起こしていた訴訟で、知的財産高等裁判所がFC2などによる特許権侵害を認めたと発表しました。
ドワンゴは2016年に、コメント機能付き動画配信サービス「FC2動画」「ひまわり動画」などにおいて、ドワンゴのコメント表示機能に関する特許権が侵害されているとしてFC2とホームページシステムを相手取って訴訟を起こしました。
2018年に東京地方裁判所がドワンゴの請求を全て棄却し、同社は控訴。知財高裁での控訴審では、一転してドワンゴの主張を認め、被告(FC2など)に対する「1億円の損害賠償請求(一部請求)」「FC2動画におけるコメント表示用プログラムの譲渡等の差止請求」「各サービスにおけるコメント表示用プログラムの抹消請求」を認めています。
FC2のサービスは国外のサーバに置かれていますが、判決では、実質的に日本国の領域内で行われたと評価し得るなら、日本の特許権の効力を及ぼし得ると判断されたとドワンゴは説明。「国外のサーバを利用して行われる特許権侵害行為に関して画期的な判断を下した」判決だと述べています。
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