「人 自然に再び入る」と題し、人型の板に植物のツタが絡まる様子を見せるアート作品が、熱狂的な人気を誇るサイコロジカルホラー映画「ミッドサマー」のようだと話題になっています。“夏至祭”にも似た異様な恐怖感を体験できるかも……?
学芸員のゆみんぐ(@yuming1024)さんが、新潟県で開催中のアートフェスティバル「大地の芸術祭」で出会った屋外展示作品。アーティストのトーマス・エラーさんが手掛けた作品で、「人 自然に再び入る」というタイトル通りに、ツタが次第に成長して人型の板を包み込む様子を表現しています。四季の移ろいに合わせて変わる風景もすてきです。
スウェーデンの美しい大地を舞台に、異様でグロテスクな奇祭が行われるホラー映画「ミッドサマー」のような迫力が話題に。「人 自然に再び入る」の全身を緑に包まれた姿が、「ミッドサマー」のキービジュアルで美しい花に包まれながらも不安で涙を流す女性を思い起こさせます。この画像にはTwitterで約6万1000件のいいねが集まり、「これは泣く」「ミッドサマーより怖い気がするのだが」といった不安な気持ちを体験した人達からの感想が寄せられました。
また、「前回のトリエンナーレはこんなに繁ってなかった気がする。背景の山は昔、棚田だったんだよな」とコメントがあるように、「大地の芸術祭」は3年ごとに開催。通年でも約200の常設展示作品があり、大規模アート作品からパフォーマンスまで多様な作品が見られます。季節ごとに企画展やイベント、ツアーも開催しているほか、旧小学校での宿泊も可能。新潟県十日町市・津南町の自然の中で、芸術作品を鑑賞できるお祭りです。
画像提供:ゆみんぐ(@yuming1024)さん
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