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自由研究で「日露戦争中の陸軍第七師団」のご飯を再現 白米モリモリな献立に「おいしそう」「鯉登少尉が頑張ったのかな」と驚きの声(1/2 ページ)

忘れられない夏休みになりそう!

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 夏休みの自由研究の一環として、日露戦争中に日本軍で食べられていた献立を再現した親子。その写真がTwitterで紹介され、記事作成時点で4000件以上の「いいね」を集めるなど話題になっています。大人になってからも忘れられない思い出になりそう……!

兵隊の朝食を再現したメニューの画像
陸軍の朝食を再現したメニュー

 投稿者は、小学3年生・1年生の兄弟を育てるツジタアヤ(@tsujita_aya)さんです。

 ツジタさんは、長男の自由研究の一環として、明治から昭和にかけて北海道に置かれていた日本軍・第7師団28連隊の兵営の献立を再現した料理を作りました。第7師団は漫画『ゴールデンカムイ』の登場人物が在籍する師団のモチーフにもなっているので、耳なじみがある人も多いのではないでしょうか。

 投稿された写真には、アルミの食器に盛り付けられた一食分の朝食・昼食・夕食の献立が映っています。シンプルながらおいしそうな料理は、とにかくどれもボリュームが多いことに驚きます。

 まず朝食は、さつまいもと油揚げ、豆腐がゴロゴロ入ったみそ汁と、山盛りの白米、たくあんという献立。昼食は、牛肉や長ネギ、糸こんにゃくなど具材たっぷりのスキヤキと、やはり山盛りの白米、りんご1/2個、たくあん。そして夕食は、大根おろしを山のように添えた魚のカラアゲと、盛り盛りの白米、たくあんです。お米がとにかく多い……!

昼食を再現したメニューの画像
昼食を再現したメニュー。スキヤキだ!
夕食を再現したメニューの画像
夕食を再現したメニュー。鮭のカラアゲがおいしそう

 レシピを解読した後、当時の料理本や兵営の食事について書かれた本を参考に調理方法を考察し、再現したという今回の自由研究。ツイート時には献立を白米で再現していますが、ツジタさん親子のその後の考察によると、本来兵営のご飯は米7割、麦3割の米麦飯を食べていたそうです。部隊ごとに定額の経理を任されており、懐具合によって麦の割合が変わることもあったのだとか。白米100パーセントを食べられたのは、まさに日露戦争の戦闘中だったようです。

 また、当時の陸軍兵は1人1食につき2合のお米を食べていて、ごはんは毎回てんこ盛り。しかも、朝食にたっぷり盛りつけられたみそ汁はおかわり前提の量だというので驚きです。

ツジタアヤさんの参考資料
ツジタさんが調理法の参考にしている資料

 ツジタさんの家庭では、4人家族で4合を消費するのがやっとだったそうで、長男は「兵隊さんの胃袋すげぇ」と言いながら食べていたのだとか。

 投稿を見た人からは「自由研究でどんなことしたか全く記憶ないから、こんな有意義な自由研究ってすごくすてき」「ご子息様もサポートしたご家族も本当尊敬!」「こういう実施型の社会科も自由研究だよなぁ。理科系の観察とか実験ばかりじゃなくていいよね」「揚げとサツマイモのみそ汁うまそうだな〜」「ご飯てんこ盛りやな。おいしそう」など、さまざまなコメントが寄せられています。

 なお、今回のテーマはツジタさんの長男が通っている小学校が推奨している自由研究とは大きく外れたものだったため、念のため事前に担任の先生に相談したところ「楽しみにしています」と言ってもらえたそうです。よかった!

投稿者のツジタアヤさんに詳しい話を聞いてみた

――息子さんが自由研究のテーマを決めたきっかけを教えてください。

ツジタアヤさん:長男はもともと戦国武将が好きで歴史に興味があります。自由研究のテーマは、長男が好きな漫画『ゴールデンカムイ』の影響で日露戦争に決めました。今は本やPCで日露戦争のことを一生懸命調べています。

――献立を再現した投稿には多くの注目が集まっています。反響について、どう感じていますか?

ツジタアヤさん:大変びっくりしました。私自身が陸軍のレシピを元に再現するのが好きで、3年ほど前から同じような事をしています。再現した料理写真を投稿する度に多くの反応をいただいていましたが、今回のような大きな反応は初めてです。ちなみにこの後まだ15食分作って、息子に「おいしかったベスト3」を決めてもらいます。その後で日露戦争中に日本軍が食べていた食事も再現して食べてもらい「平時の食事と比べてどう感じたか」というまとめ方をする予定です。

<了>

 興味があることからテーマを選び、とことん自由研究に取り組むという経験は、ツジタさん親子にとって夏休みの忘れがたい思い出になりそうですね。

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