注射が苦手な3歳の男の子が、ママの話を聞いて頑張って予防接種を受ける姿を描いた漫画がInstagramに投稿されています。8月19日現在、この漫画には2800件を超えるいいねが集まりました。
漫画の作者は、内野こめこ(@uchino_komeko)さん。9歳の長男コウくんと5歳の次男シンくんのお母さんです。
今から少し前、シンくんが3歳のときのこと。内野さんは、シンくんが日本脳炎の予防接種2回目を受けていないことに気付きました。接種推奨時期が少し過ぎていたこともあり「急いで受けないと」と焦るものの、内野さんは接種1回目のことを思い出し浮かない表情に……。注射嫌いのシンくんは、診察室から逃走してしまったことがあるのです。
シンくんへ注射を打つことを言うか言わないか、言うとしたらどのタイミングで伝えるか考えた結果、きちんと病院へ行く前に話すことにしました。「実は今日病院に行くんだよね〜」と言うと、シンくんはハッとした表情で「ぼくびよいん(病院)だいきらい!」と即答。内野さんは、なぜ予防接種が必要なのかを説明することにしました。
病院はシンくんを病気から守ってくれる場所であること。予防接種は病気にならないためにすること。そして「病気になったらシンくん何日も痛くて苦しいかも」「でも注射で痛いのはちょっとの間だけだよ」と丁寧に伝えます。すると話を受けとめたしんくんは「ちゅうしゃする! がまんするよ!」と言ってくれたのです。偉い……!
お気に入りの『きかんしゃトーマス』のイラストが描かれた服を身に着けて、いざ病院へ。シンくんは先生に自分で名前を伝え「みて! とーましゅ!」とトーマスを見せるほどの気合いたっぷりな様子です。
しかし、やはり注射は怖いもの。打つ前には大声で叫び、終わったあとは眉間にしわを寄せてしまいましたが、腕に貼ってもらったばんそうこうに描かれた電車のイラストにはニッコリ。「ぼくこれとらないんだー!」と誇らしげな顔を見せてくれました。内野さんは「逃げずに立ち向かったので偉かったです!」と漫画を結んでいます。
投稿には「注射は大人も嫌いだよねー シンくん偉かった」「シンくん良く頑張ったね」「お話聞いて納得して勇気出すの偉すぎます」といった声が寄せられています。
大人でも注射が苦手な人が多いもの。なぜ注射が必要なのかを理解し、自分で打つことを決めたシンくんはとてもすばらしいですね。
内野さんは、この他にも育児エピソードや家族の日常を漫画に描き、Instagramアカウント(@uchino_komeko)、Twitterアカウント(@nokonokomeko)、ブログ「うちのこざんまい」で公開しています。書籍『うちのこざんまい』も販売中です。
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