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影が魅力の「ロールパンナ」の過去を作ったのは…… 女児の心を掴む“闇キャラ”の衝撃の事実を描く漫画に共感続々(1/2 ページ)

どうしても闇にひかれてしまう……!

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 綾波レイやセーラーサターン……ちょっと影のあるところが魅力的な“闇キャラ”。そんな闇キャラの中でも、アンパンマンの「ロールパンナちゃん」の闇を描いた漫画がTwitterに投稿され、話題になっています。8月16日現在この漫画には3万1000件を超える“いいね”とともに、同じく闇キャラ好きの人の声が多数寄せられています。

「初代推しの闇を知った話」 「闇キャラが、好きだ!〜初代推しの闇を知る〜」

 漫画の作者はシブヤツキミ(@shibuyatsukimi)さん。シブヤさんは昔から「クールでどことなく暗いキャラ」を好んでいました。例えば『ハリー・ポッター』のシリウス・ブラックや、『家庭教師ヒットマンREBORN!』の雲雀恭弥。雲雀恭弥にはガチ恋をしていた経験もあるとか。

「初代推しの闇を知った話」 シリウス・ブラックや雲雀恭弥は闇キャラ好きは通る道
「初代推しの闇を知った話」 綾波レイやほたるちゃん、おんぷちゃんも良き

 「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイや『美少女戦士セーラームーン』の土萠ほたる、「おジャ魔女どれみ」の瀬川おんぷなど女性キャラクターにも多くハマっていました。しかし最初にハマったキャラは『アンパンマン』のロールパンナでした。

 ロールパンナは「善と悪の二つの心を持っており、それを上手くコントロールできない」という設定。「そのため、本当は妹のメロンパンナが大好きなのに、傷つけないよう一人くらい谷で暮らしている」という苦悩を抱えた影のあるキャラクターです。

 小さい頃のシブヤさんはロールパンナがなぜ二つの心があるのかの理由を知りませんでした。また、いつもばいきんまんがアンパンマンによってアンパンチされていることをかわいそうだと思っていたといいます。

 しかし十数年後、シブヤさんが改めてロールパンナについて調べると、そこには驚きの事実がありました。なんと、メロンパンナに姉を作ることになったと聞いたばいきんまんが「バイキン草」を入れてしまったためにロールパンナは善と悪に分かれてしまったそうなのです。そりゃアンパンチもされますわ……!

 ロールパンナが苦しんでいた理由がばいきんまんだと知ったシブヤさんは、「許せない…ロールパンナお姉ちゃんを傷つけやがって…」と怒りに震えます。しかし心の中のシブヤさんが「待って!」とストップをかけました。「逆に言えばばいきんまんのおかげで今の闇深い素敵なロールパンナ様が生まれたのよ!!」と、気づきたくなかった事実を伝えてきます。

 シブヤさんは「私はばいきんまんを憎むことができねぇ…」「やっぱりあなたの苦しむ顔が見たいんだ…」と闇キャラ好きとしての心が勝ってしまい、ばいきんまんへの怒りを乗り越えてしまいます。「推しは輝く 苦しめば苦しむ程に…」。推しには幸せになって欲しいという気持ちは本物でも、闇キャラの苦悩する姿はどうしたって魅力的なんですよね……!

 この漫画には、「わたしもロールパンナちゃん一番の推しでした」「私も小さい頃ロールパンナ好きだったしプリキュアもレジーナが好きだった」「私も二つの心があるロールパンナがアンパンマンの中で1番好きだった…!」といったロールパンナちゃんが好きの人や、闇キャラ好きの人からの共感の声が寄せられています。

 シブヤツキミさんはTwitterアカウント(@shibuyatsukimi)の他、Instagramアカウント(@shibuyatsukimi)、ブログ「シブヤツキミの陰気な独り言」で創作漫画やエッセー漫画など多数の作品を公開中。また、書籍『お菓子な擬人化妄想日記』も8月25日に発売予定です。

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