氷の器に注がれたアイスコーヒーが、Twitter上で「おしゃれ」「飲んでみたい」と好評を博しています。店に提供の経緯について聞いてみました。
話題となっているのは、YouTuberのいきなり若旦那(@wakadanna_coo)さんが、「神戸でアイスコーヒー頼んだらアイスの中にコーヒー入ってるヤツきた……」というコメントと共に投稿した写真。大きな氷の器にコーヒーが入っている様子が写っています。まさかの提供方法だけれども、キンキンに冷えておいしそう……!
このアイスコーヒーは、神戸市を中心に展開する「にしむら珈琲店」の、「北野坂店」でのみ提供されている特別なメニュー。7・8月限定の販売で、価格は2000円です。
北野坂店はかつて会員制喫茶として営業しており、現在は一般に開放されているものの、「アンティークに囲まれた優雅なコーヒータイム」を楽しめる店舗として、こうした特別メニューを提供しているようです。
この投稿に対してネット上では、「この発想はなかった…」「こういう遊び心のあるメニューは大好き」「お洒落なお店にはやはりお洒落な飲み物があるのですね」といった興味津々の声が寄せられました。
編集部ではにしむら珈琲店に、氷の器の作り方や、この形での提供を始めた経緯について聞きました。
――氷の器はどのようにして作っているのでしょうか?
にしむら珈琲店: 製氷会社からブロックの氷を仕入れまして、ひとつひとつ手作りで彫っております。
――いつ頃からこのような形でアイスコーヒーを提供しているのでしょうか? この形に決めた経緯なども教えてください。
にしむら珈琲店: 北野坂店が以前「会員制」であったころ、1973年頃に始めたものです。店主が和食のお店で、料理を氷のお皿で提供されたことがヒントになり、考案されました。
――注文した利用者からの評判はいかがですか?
にしむら珈琲店: 毎年の風物詩としてリピーターの方も結構いらっしゃいました。10年ぐらい前にテレビで紹介されたときには、通年の3倍ぐらいの反響がありました。
3年ほど前、Instagramで紹介されてからは、爆発的に人気が出ており、昨年(2021年)あたりから他社様でも同じような提供をされているところが随分と増えてきたように感じます。
2022年もたくさんのご注文を頂き、ほぼ毎日売り切れ状態でした。海外からの取材も受けておりまして、コロナが落ち着いて外国人観光客の方が来店されるようになれば、さらに忙しくなるものと思います。
画像提供:いきなり若旦那(@wakadanna_coo)さん
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