にじさんじ三枝明那、自身の吃音をポジティブに語る動画に反響 「勇気をもらった」「理解が広まってほしい」(1/2 ページ)
「もし自分が吃音でなかったら面白くなりすぎるから、神様がバランス調整を入れた」。
「にじさんじ」所属のバーチャルライバー、三枝明那(さえぐさあきな)さんが8月29日のライブ配信中、自身の吃音(きつおん)について、明るくも真剣に語りました。同じ悩みを抱える人から「勇気づけられた」との声が上がるなど、大きな反響を呼んでいます。
対戦ゲーム「フォールガイズ」のプレイ配信中、三枝さんは少々言いよどみ、「みんなごめんな聞き苦しかったら」と謝罪。リスナーの質問に対し、物心ついたころから吃音を抱えていたことを明かしました。それについてコンプレックスはなく、いじられることにも慣れたと述べながら、配信として聞き苦しくはないかと、リスナーを気遣っています。
三枝さんは自身の症状は軽いほうで、意識してしゃべっているときは出ないものの、「APEX」のチーム戦で、とっさに仲間への報告が必要になるときなど、焦るとどうしても言葉に詰まってしまうとコメント。それが味方に申し訳なくて、APEXの配信や大会には消極的なのだそうです。
しかし、こうした症状をポジティブに消化できるのが三枝さんのすごいところ。もし自分がAPEXでしっかり報告できたらプレイヤーとして強すぎるし、円滑にしゃべれたら配信者として面白すぎる――つまり、“有能すぎる”ので神様がバランス調整として吃音を与えたというのです。
また、三枝さんは、しゃべるときは常に脳内で次に出す言葉を考えていて、「あ、これ絶対どもる(※)な……」と思ったときは言い方を変えるよう、普段から工夫しているとも話しました。それでも、人と対面で話すときはもっと別のことに気を使うため、どうしても症状が出てしまうといいます。
※「どもる」は本来不適切用語ですが、三枝さんの発言ママとしています。
吃音について悲観も楽観もしすぎず、実情を率直に伝えるこれらの発言は、切り抜き動画で広まり、「これを機会に理解が広まってほしい」「そのポジティブさに元気をもらった」「気持ちがすごく軽くなった」と話題に。三枝さんは「悩んでる人みんなが今よりちょっとでも気持ちが軽くなれることを願っておるよ」とコメントしています。
画像はYouTubeより
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 吃音でうまく話せない少年が演劇部に 自分を変えられる希望を見つけた漫画に「泣いた」「勇気をもらえた」
一歩踏み出すことで、変われる舞台を見つけた物語。 - 「お嬢様言葉がおっさんお関西弁に聞こえる呪い」を壱百満天原サロメが朗読 サロメイトに呪いをばらまく
脳内お嬢様がおっさんに置換されちまった! - “良いテーマパークなのに人がいない”と話題の「志摩スペイン村」に行ってみたレポ漫画が楽しそう 「待たずに乗れる」「キャストのファンサがすごい」
エスパーニャァァア〜。 - 謎ノ美兎の口からお湯がドバドバ…… 日清焼そばU.F.O.公式が投稿した“謎ノ美兎湯切りフタ”動画に「こわくて泣いちゃった」の声
PDF配布中なので誰でも謎ノの口から湯切り可能。うれし……くはない。 - にじさんじの「黛灰」が活動終了を発表 ANYCOLORとの契約解消
7月28日をもって活動を終了します。