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Twitterサークル、外部ツールを経由すると参加者以外に投稿が見えてしまう危険性 投稿内容には細心の注意を

Twitter Japanに見解を聞きつつ、編集部でも検証しました。

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 Twitterで8月30日に公開された新機能「Twitterサークル」について、一部で「サークルに参加していない人にもツイートが見えてしまうケースがある」と話題になっています。編集部でも検証してみたところ、ある程度限定された状況下ではあるものの、確かにサークル投稿が外部から見えてしまう場合があることが確認できました。

 Twitter上で指摘されている内容は主に2種類あり、一つは「なぜかTwitterサークル機能が突然消え、サークルでつぶやいていたツイートが全公開されてしまった」というもの。もう一つは、「一部の外部ツールを経由すると参加者でなくてもツイートが見えてしまう」というものです。もしも本当にサークル外の人にもツイートが見えてしまうのであれば、サークル機能の使い方はかなり限られることになってしまいます。

 こうした事象について把握しているか、まずはTwitter Japanに確認してみると、前者の「サークル機能が突然消え、ツイートが全公開されてしまった」というケースについては、「8月30日の夜に10分ほど、サークル投稿であることを表す緑のバッジ(メッセージ)が表示されていなかった期間があったことを確認しました。恐らくバッジが表示されなくなったことから、ツイートが全体公開されてしまったように見えたのだと思います」とのこと。なお、こちらのケースについてはあくまでバッジ表示のみの不具合で、ツイート自体が全公開されてしまったわけではないようです。

Twitterサークル 全体公開の危険 ツイートの下に表示されているのが、サークル向け投稿であることを示すメッセージ

 問題はもう一つの「一部の外部ツールを経由すると投稿が見えてしまう」というケースですが、こちらについては残念ながら、現時点では具体的なコメントを得ることはできませんでした。しかし編集部でその後、API連携を使ったいくつかの外部ツールで試してみると、確かに一部のツールではサークル向け投稿が取得されており、外部から見えてしまう場合もあることが確認できました。ただ、悪用を防ぐため詳しい説明は省きますが、外部からでもツイートが見えるのは現状、特定のツールでなおかつAPI連携を許可している場合であり、見ようと思えば誰のツイートでもすぐに見られるというわけではなさそうでした。

Twitterサークル 全体公開の危険 ある外部ツールを経由して見たところ。外部からもこの「テスト」の投稿が見えていることが確認できました

 しかし、ある程度状況は限定されるとはいえ、外部からサークル向け投稿が見えてしまう可能性があるという点には注意が必要です。現状、サークルを利用する場合は念のため、機密性の高い情報など、外に漏れてはいけない内容の投稿は避けておいた方がよさそうです。

 

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